菊正宗酒造記念館の「原酒と酒粕」


灘にある菊正宗酒造記念館をおとずれる。

神戸の灘は日本酒造りに欠かせない米と水(山田錦と宮水)に恵まれ、さらに海上輸送の要衝であったことから、日本酒の産地として発展した地域。
特に灘五郷と呼ばれる地域は、京都の伏見(月桂冠藤岡酒造など)と並ぶ日本を代表する蔵元の町として知られている

万治2年(1659年)創業の菊正宗は、その灘を代表する酒造の一つ。
菊正宗酒造記念館は重要文化財の酒造り道具や酒造工程を展示する日本酒の博物館となっている。

そして、利き酒コーナーでは原酒と酒粕を試飲&試食することができる。
菊正宗の原酒も酒粕も、この酒造記念館でしかいただくことができないという、日本酒のアウトレット(工場直売)。
味の方はどちらも甘味が印象深い。
菊正宗は「辛口ひとすじ」や「やっぱり俺は、菊正宗」などの硬派なキャッチコピーで知られる辛口のお酒だけど、できたての原酒と酒粕は実は甘口。
日本酒の原型を感じることができる品々。
まろまろと今日ももぐもぐ。

神戸・灘の「菊正宗酒造記念館」にて。

櫻正宗記念館 櫻宴の「原酒」


灘にある櫻正宗記念館の櫻宴で櫻正宗の原酒をいただく。

櫻正宗は寛永2年(1625年)創業の灘の老舗酒造の一つ。
その櫻正宗記念館の中にあるレストラン、櫻宴では原酒を一合売り(量り売り)している。

飲んでみると、アルコール度数が強くて甘味がある。
菊正宗をはじめとした灘の日本酒は辛口が多いけれど、原酒は甘いものだということが実感できる一杯。
まろまろと今日ももぐもぐ。

神戸・灘の「櫻正宗 記念館 櫻園」(桜正宗)にて。

熊谷の「汲み上げ豆腐」


伏見にある熊谷の汲み上げ豆腐をいただく。

この熊谷は、「豆腐アーティスト」を名乗るご主人が豆から作る豆腐店。
汲み上げ豆腐は何もつけなくても美味しいけれど、少し塩をかけるとより繊細でクリーミーな大豆の味わいを感じることができる。
蔵元の町として知られる伏見の名水を使っているのも京都らしいところ。
まろまろと今日ももぐもぐ。

京都・伏見の「おからや 熊谷豆腐店(くまがい)」にて購入。

藤岡酒造 酒蔵bar えんの「青空の凍結酒」と「酒粕アイスクリーム」


「青空純米大吟醸生愛山凍結酒」
→1日10杯限定の青空の凍結酒。
口の中で溶けた瞬間に口の中に広がる日本酒の風味がとても印象深い一杯。


「酒粕アイスクリーム」
→酒粕を使ったアイスクリーム。
はっきりとした酒粕の食感を感じることができる上に、濃厚な味わいの一品。

伏見にある藤岡酒造の酒蔵barえんをおとずれる。
こちらは文字通り蔵元が仕込場と同じ建物で経営するbar。
ガラス越しに仕込み場を眺められる店内(写真奥は仕込樽)にはジャズの流れていて、落ち着いた雰囲気。
しかも、実際に杜氏の方が切り盛りされているので、丁寧な説明を受けなが日本酒をいただくことができる。

ほとんどお酒を飲まない僕でも、こちらの素晴らしさは十分に感じられた。
日本を代表する日本酒の町・伏見にあって、伝統を守りながら新しい取り組みに挑戦している酒造。
まろまろと今日ももぐもぐ。

京都・伏見の「藤岡酒造 酒蔵bar えん」にて。

鳥せいの「とりめし定食」


伏見にある鳥せいをおとずれる。

この鳥せいは、神聖で知られる酒造の山本本家が直営する焼鳥屋さん。
酒蔵を改築した趣のある店構えと、実際に日本酒の原酒タンクが置かれてあって生の原酒をいただくことができるのが特徴的。

今回は、一番人気というとりめし定食をランチでいただく。
焼鳥丼と鶏の唐揚げがお弁当箱に詰められたものはボリューム感がある。
味の方も京都らし少し甘味のある焼鳥のタレがご飯とまざって美味しい。
伏見らしいお店。
まろまろと今日ももぐもぐ。

京都・伏見の「鳥せい」本店にて。

月桂冠大倉記念館の「仕込み水」(さかみづ)


伏見にある月桂冠の大倉記念館で仕込み水をいただく。

京都の伏見は、水運の要衝だったことと名水が湧き出すことから日本を代表する酒造の町として知られている。
寛永14年(1637年)創業の月桂冠はその伏見を代表する酒造の一つで、創業地にこの月桂冠大倉記念館がある。
敷地内からは伏見名水の一つに数えられている「さかみづ」が湧き出していて、現在も仕込み水として利用されている。

湧き出している水を飲んでみると、とてもまろやか。
ふくみのある口当たりは日本酒を思い出させる飲み心地。
酒造りには名水が欠かせないことが理解できる一杯となっている。
まろまろと今日ももぐもぐ。

京都・伏見の「月桂冠大倉記念館」にて。

パリーネの「光食パン」


パリーネで光食パンをいただく。

このパリーネは堺が本店のパン屋さん。
食パンは90分ごとに焼き立てを提供することや1枚からも販売していることなどのこだわりがあるお店。
今回は、もっとも力を入れている天然酵母の光食パンを購入。

食べてみると、もっちりとした食感と小麦粉の風味を感じられて美味しい。
しかも、パンの耳まで柔らかくて美味しいのが印象深い。

ちなみに、お好み焼きたこ焼きなどの小麦粉を多用する大阪の食文化は「粉もん文化」と呼ばれている。
それだけにパンも名店が多かったりする。
(タケウチなどがお気に入り)
まろまろと今日ももぐもぐ。

大阪・長居公園の「パリーネ」長居店にて購入。

世界パンの「絹生食パン」


堺にある堺パンの絹生食パンをいただく。

この世界パンは、種おこしから68時間かけて作る天然酵母パンの老舗。
名物である絹生食パンを軽くトーストして食べてみると、弾力があるのに口溶けが良い。
絹生という名前は決して大げさではないことが分かる一品。
まろまろと今日ももぐもぐ。

大阪・堺の「世界パン」にて購入。

小島屋の「けし餅」


堺にある小島屋のけし餅をいただく。

この小島屋は延宝年間(1673年~1681年)に創業した堺の老舗。
けしは南蛮貿易で栄えた商業都市の堺でよく栽培されていたので、けしを使ったお餅ができたとのこと。

けし餅、と言ってもこしあんを餅皮で包んだものにけしをまぶしているので、とても柔らかい。
餅よりも、あんことけしの印象が残る味わい。

ちなみに、けし(芥子、学名”Papaver somniferum”)はアヘンやモルヒネなどの麻薬の原料として知られているけれど、種はまったく問題がなくいただくことができる。
まろまろと今日ももぐもぐ。

大阪・堺の「小島屋」にて購入。

深清鮓の「穴子寿司」


堺にある深清鮓の穴子寿司をいただく。

この深清鮓は、お持ち帰り専門のお寿司屋さん。
名物の穴子寿司は、食べてみるとまるでトロけるような口溶け。
これまで食べたことのある穴子の中で一番美味しく感じられた。

シャリは大阪寿司(押し寿司)の影響を受けてかごく普通だけど、蒸し穴子の美味しさを感じられる一品。
まろまろと今日ももぐもぐ。

大阪・堺の「深清鮓(ふかせずし)」にて購入。