澤田昭夫 『論文のレトリック―わかりやすいまとめ方』 講談社 1983

一回生の頃から一度は読んでみたいと思っていた一冊。
それが読めて感慨深い面もある(^^)
内容はわかりやすくて論理的な論文を書くにはどうすれば良いのか?
というよくある疑問から発して、テクニック的なものから
文化論的なことまで幅広く展開している。
日本人は本来的に農耕民族、単一的民族でレトリックを必要としない寡黙な
民族とする一般論を見事に論破していて読んでいて気持ちがいい(^^)
ただ、著者がばりばりの左派であるようで
自分の思想信条を必要以上に誇示している面もある。
それを差し引いても論理的な考えをするにはどうすれば良いのか?
説得力ある説明とはなにか?などの論文に限らず必要なことに関して
丁寧に説明されているところが良かった。

特に第一章:よい論文とは?
第十一章:文段(パラグラフ)のまとめかた
第十四章:だめな論文からよい論文へ
の三章はこの本の骨格部分をなしている。

印象に残った言葉・・・
「論文とは大論文であれ、小論文であれ明確な問いを呈示してそれに答えるもの」

「よい論文とは統一、連関、展開いおいてすぐれ明確性においてもすぐれたもの」

「レトリックにおいて非常に大切なのはパラグラフ」

「パラグラフを統一を保証するのは、段を統括する題目文」

「何のアウトラインもなしに論文を書き始めるのは無謀きわまりない」
←政策と同じっすね(^_^)

「注はお世話になった人へのお礼」

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1997 4/21
作文指南
まろまろヒット率5

新将命 『図解リーダーシップ』 日本実業出版社 1995

リーダーシップのイメージをつかむために読んだ本。
予想どおりこうしたビジネス本によく見られる特徴で非科学的、
過剰に経験論的な部分もけっこうあったが、
示唆にとんでいたり良い表現をしているところも多かった。

特に印象の残ったのはマネイジャーリーダーとの違いのところで
「マネイジャーとは『正しくやる』」ことに主眼をおき、
「リーダーとは『正しいことをやる』」ことに主眼をおく。
「文化とは習慣の総和なり」
「ヘッドシップとリーダーシップとの違いは自分の上の人間にも
影響力を発揮できるかどうか」
「リーダーとは平凡な人に非凡な仕事をさせる人」
「代替案を伴わない批判は単なる誹謗にしか過ぎない」

それと最後のページにのっていた著者の好きな言葉でも良いのがあった、
覚えておこう(^^)
「コツコツカツ(勝つ)コツ」
「月が消えたら星をさがせ」
「肯定、肯定、また肯定!」

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1997 4/20
リーダーシップ論
まろまろヒット率3

『図解宰相列伝』 東京新聞出版局 1995改訂

伊藤博文から細川護煕までの近代日本の首相50人をそれぞれ
一ページで紹介している本。
最初の首相の出身職の統計などは時代を反映しているし、
各首相紹介はまるで「武将ファイル」のように読みやすく、
歴代首相の特徴をざっと理解するのには役立つ一冊。

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1997 4/13
歴史、政治学
まろまろヒット率3

佐藤ゼミはじまる

僕にとってはこれから研究して行く上での多くのヒントがあったように思える。
特に終わってからさとまんの個研で話たときに出てきた
「研究者とは誰に何を言われようと、最後まで自分の意志を通す面が大事」
という言葉が印象に残っている。
それは何に対しても言えると思うが、「けっきょく自分は何がしたいのか?」
それが最後には一番重要になってくるように思える。
それを明確にすることが僕のこのゼミでの目標だ。

また、大きく前進した点としては・・・
1:意思決定(決める)と政策形成(決まる)とは違うということが確認できた
2:僕のやりたいことは「リーダーシップ」だということがわかった
3:院についての知識が深まった
4:来週までの仕事ができた(笑)
・・・というところが具体的な成果だと思う。
今日は合気道の道場でも「上に指導者がいるなら、怒られてなんぼや!」と
言われたところ(^^)これからも萎縮せずにやっていこう。

1997 4/10
出来事メモ

D・カーネギー著 『カーネギー人生論』 創元社 1987

前々から見たり、聞いたりしていた名著。
あまりにも有名すぎてかえって読む気を無くしていたが、
実際に読むとどうしてなかなかばっちりはまった(^^)
目新しいこと、すごいことなどは無いが、普段から気にかけるべきことを
わかりやすく実感のこもる事例を通じて語ってくれている。
人に頼み事をする時にたいていの人は自分の都合しか口にしないこと、
間違いを見つけると自分の欲求だけを満足させるような注意をすぐにしたがることなど、
忘れやすいが重要な習性について言及しているのでこの本を何度が読み返す人が多いのも理解できる。

特に印象に残ったのはマッカーサーとチャーチルも書斎の壁に書いていたという
エイブラハム・リンカンの言葉・・・
「最後の結果が良ければ私に浴びせられた非難などは問題ではない。
もし最後の結果が良くなければ、十人の天使が私を弁護してくれたところで、
何の役にも立たない」

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1997 4/8
名言集
まろまろヒット率4

森毅 『数学的思考』 講談社 1991

自分は数学的なものが決定的に足りないので、
この時期に少しでも補おうと思って読んだ一冊。
著者が左派な上にもともと1964年に出版されたものなので、
どうも不適切な例えや納得できないものも多々あるが数学の流れ、
歴史などはとても良く分かる。
後半は数学教育論になっていまいち面白くないが、
前半の数学の迷信シリーズなどはためになると思う。
特に「公式を使うにしても、その公式のことをちゃんと知っていなないで
その公式には不適切な状況で使い、その公式が無意味だと認識する過ちが
多い」という風なことを言っていたのは社会科学にも当てはまると思う。
印象に残ったのは「自然科学の分野は、それぞれの境界が曖昧に
なってきている」というところ。
これは社会科学が現在直面していることでもある。

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1997 4/3
自然科学、数学
まろまろヒット率3

中野実 『日本の政治力学―誰が政策を決めるのか』 NHK出版 1993

佐藤ゼミのとりあえずの輪読書。
日本の公共政策の政策形成を中心に意思決定のさまを
視点を変えながらアプローチしている。
『現代日本の政策過程』(東大出版)の簡単版という感じの本。
特に戦後、日本の政治がどう変化していったかをわかりやすく解説している。
政府・与党幹部政治モデルの中の官邸政治(中曽根内閣)や
永田町政治モデルの族議員政治システム、ムード主導の世論政治などは
きちんとまとめられていて今まで断片的に知っていた項目について
理解が深まったと思う。
印象に残ったのは、日本の政治はダメだとか政治家が悪いとかいう論調を
よく耳にするしそれが一般論になっている。
しかしでは実際にどう悪く、そしてそれはどうしてなのか、
という説得力ある洞察にもとずいた論調があまりにも少ないというところと、
この責任はマスコミ報道もまた一役買っているというところ。
(政治もマスコミ報道も第三者的チェック期間が無いと言うところは同じで
一般の人々にあやまった認識を深めるばかりだ)

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1997 3/31
政治学
まろまろヒット率4

第6回政策・情報系大学交流会(チューターデビュー)とその前後の分科会活動

初日:服部の車で芳子ちゃん、あっちゃん、雄大と共に東京を目指す。
途中、雄大の家に寄ってから名古屋で味噌カツを夕食に食べた。
いろいろみちに迷ったので7時前後に南邸に着く予定が
早朝2時半に着いてしまった。
南さんと香織ちゃんと正直くんがいて、酒宴を開いてくれた。

二日目:昼頃起きて,中大に昼食を食べに行く。末武(T.K)さんが
慶応SFCの院に受かってなおかつ卒業できるということなので、
そこらへんにいた人と共にヒルトップ4階でお祝いする。
南邸に帰ってきてから正直くんが持ってきたエヴァを8話まで見る。
あっちゃん、末武さんとその彼女(エリカ)と琴子ちゃん、香織ちゃん、
南さんなどと「エヴァ大会」(1~8話まで)をする。
みんなはまりまくっていた(笑)
交流会用のパンフレットの製本もかなり手伝うことになったが、
それから「桃鉄」を朝までやった。

三日目:早朝にうっちーと森さんが南邸にやってきた。
1時くらいに起きて、横浜まで舞えぷーを迎えに行く。
せっかくなので横浜のラーメン博物館に行き、
昼御飯を食べてじゃんけんイベントに参加する。意外と面白かった。
南邸でタメ、向井地、うっちー、森さん、西村などによる
パネルディスカッションの話し合いがおこなわれたが、
気にせずプレ分科会のエヴァ上映と「ときメモ」をする。
エヴァを見ていると南さんが話し合いとは別に集中してしまうので(笑)、
ときメモを舞えぷーに体験させた。
彼女は早乙女優美狙いで、見事政策を達成した。
そうした中であっちゃんやしゅにに頼まれて、
交流会のパンフレットを完成まで製本する。

四日目:慶応SFC井関教授の基調講演(なぜ慶応SFCは設立したか?
その時代的背景)がおこなわれた。話し口調がとてもうさんくさかったが、
とても飲み込みやすい内容だった。つまり目新しいものは無かったが、
いままでの解釈の役に立つモノでは合った。
特に政策の方のプレ分科会としてはちょうど良いなものだが、
正直くんがそとで寝るなどその効用は疑わしい。
レセプションの時に各分科会チューターの挨拶があったが、
僕の分科会の説明が一番注目を受け、笑いを取れた。
夕食後に政策立案ゲームのレクリエーションがあり、香織ちゃんや
三上や昌也と同じ班で「おじいちゃんの心の支えである古い
エーデルワイスのオルゴールをいかにゆずってもらうか?」
という政策を考える。オルゴール以上の心の支えをおじいちゃんに
提供すれば必然的にオルゴールを手放すだろうからときメモを応用して
「ときめき・まさよ・メモリアル」というゲームをおじいちゃんに渡す
政策を考える。とても受けを取り、唯一と言ってもいいほどの政策を
全面に立てた班だったが二位だった。
最後の審査員の評価もいまいち納得できないモノだった。
深夜にエヴァ大会をおこなうが、参加者が多くてちょっとびっくりした。
レセプションといい、エヴァ大会といい、分科会は予想外に好評だった上に
政策立案ゲームでも盛り上がれたので思ったよりも面白い日になった。

五日目:いよいよ分科会初日。この日のために去年の11月からMLを中心に
シンポジウムなどを通じてこころをくだいてきた。
MLの総数は交流会以前ですでに210通を突破していた。
次に多いタメ&しのプレゼンツでさえ、140通に満たないことを考えれば
我ながらよくやったと思いながら分科会当日を迎えた。
朝食後、後楽園の理工学部キャンパスに向かうが中大の正直くん
琴子ちゃんとも道をよく知らず、着いたのが10時半。
関学KSCグリーン教授のリーダーシップ法を元に各自の動機、
獲得目標などをはじめに明確にしてもらった。その後各自の中のオタクの
イメージ、定義などを黒板を使って語ってもらった。
面白いのはこの分科会に来ている人間でさえ、いざ自分の中のオタクの
イメージ、定義について語るときにつまるということだ。
つまり自分でわかっているつもりでいるが、結局ちゃんと振り返って
考えたことのないトピックスだということが明らかになったのが良かった。
そろそろ昼御飯かなというときにアキラくんがようやく登場した。
彼の参加目的、オタク像などを語ってもらううちにお腹が空いたので
理工学部の地下にある学食に昼食をとりに行く。
その豪華さと安さに感動、ステーキ定食が600円だった。
午後からのフィールドワークの意見を求めて、渋谷の「まんだらけ」に行く。
いきなり2階の受け付けにショコラのコスプレをした姉ちゃんがいたのに
笑かしてもらった。いろいろ店内を歩いてフィールドワークしたが、
特に3階のエヴァトレーディングカードのところには人だかりが出来ていた。
琴子ちゃんとアキラくんが夢中にお気に入りのカードを探していた。
全体的な感想といては店内の客層もごくごく一般的な人が多く、
可愛いおしゃれな女の子も多かった。
その後、コスプレグッツ販売専門店に行き、その足であこがれの(笑)
アンナミラーズに行く。
数分上の階段で順番をウェイトレスさんを見ながら待った後、アキラくん、
琴子ちゃんと同じ席に座り、チェリーパイにアイスクリームが
かかったのを食べた。
オリセンに帰り、風呂に入った後にディベート大会を見に行くが
中止になっていたのでバレーを観賞した。
そこでカイに誘われてもう一度風呂に入る。風呂では服部もいたので
下ネタ芸で盛り上がった(^^)
AM2時55分にみんなを起こして深夜にエヴァの再放送を見る。
前日よりも人が増え、二つある談話室の両方を使って見ていた。
ちゃぷれんなどによれば、そこらじゅうでエヴァが面白いという話
を耳にするとのことだ。
分科会メンバーのミニマムライン突破を目的としたエヴァ大会だったが、
予想をはるかに越えた反応があってうれしかった。
エヴァが終わる頃に、3分間の報告会をプレゼンにして欲しいとの
立命STAFFの決定が耳に届いた。
まったく分科会の現状を無視した勝手な決定なので不服であったが、
つっちーや服部になだめられて受諾する。
その政策変更のために次の日に予定していたフィールドワークを中止し、
一日話し合いに使うことを決定して2時間だけ眠った。

六日目:朝食から香織ちゃんがT&Tから抜け出して参加してくれた。
午前中で舞えぷーが帰ってしまうので「オタクと政策」分科会会議室
&たまり場と化してしまっている(^^)男部屋で話し合いを進める。
香織ちゃんに動機、獲得目標を言ってもらった。途中、泉が乱入してきて
言いたいことを言ってから自分の分科会に帰っていった。
そこからようやく僕がこの分科会で言いたかったこと、オタクというものが
台頭する社会的背景、性質そのものが政策学と類似している点、
二つは同じような条件下で顕在化してきたものだということを言った。
メンバーにとってはかなり衝撃的だったらしく、
何かしらの感動を覚えてくれたようだ。
この段階で「ちゃんと参考文献を読んでいれば・・」という参加者から
(アキラくんなど)のセリフがようやく聞けた。
ことあるごとにアップし、どれか一回は見るように読むようにと奨めていた
資料を見なければ議論が幼稚なレベルになるのは当然だということを
理解してくれたようでちょっと嬉しかった。
12時くらいに舞えぷーが帰かえってから、メンバーの集中力が
散漫になってきたので2時間だけお昼寝タイムをもうける。
3時半まで寝てしまった。唯一香織ちゃんだけが起きていた。
みんなが起きてからオタクというテーマについてある程度まとめる。
そこから次の日の3分間プレゼンにそなえてレジュメ制作にかかる。
アキラくんを記述者としてみんなでアイデアを出し合う。結果的に
このレジュメ作成をすることで分科会の議論をまとめる作業となった。
夕食を食べてからレジュメ作成の続きをみんなで意見を出し合ってする。
書記をアキラくんにまかせてどんどん書いていく。
レジュメは11時のチューター会議に間に合わすように提出ということだ
ったのでチューター会議にもアキラくんに来てもらって作成を口答で続ける。
会議でレジュメ提出は1時半まで延長になったので部屋に帰ってみんなに
最終確認してもらう。それからSTAFF詰め所にフロッピーを持っていった。
プリントアウトの時に服部にはかなり気を使ってもらった。
Windows用に変換したにも関わらず、何とプリントアウト用の
Windows機では認識できずに苦労した。
いろいろ試したが最終的に部屋でカイのWindows機と僕のMacを並べて
三條くん、アキラくんの二人に手書きで移し変えてもらった。
作業中にカイと抜け出して二人にコーラを持っていってあげる。
この時はカイにおごってもらった(^^)。
何とかレジュメをプリントアウトして提出した後、
コンビニに夜食を買いに行く。
帰ってきてしばらく他の人が寝ていたが、エヴァの再放送時間になったので
起こすとすたすた見に行った。二つ談話室があったが二つともエヴァを
観賞する人で埋め尽くされていた。話は「運命の選択を」や
「男の戦い」などだったため、初めて見る人にはかなり衝撃的だったようだ。
二つの談話室にいた知り合い、あっちゃんと南さんに終わってからの
後かたづけを頼んで一人部屋で仕事をする。
部屋の前には「分科会以外の人にもサービス、サービスぅ!」という
張り紙を張っていたのでつっちーが入ってきていろいろ話をする。
その後、アキラくんに書記を頼んでプレゼンのアイデアを出し合いながら
みんな眠りにつく。しかし寝付けなかった。

七日目:朝起きて部屋を大掃除し、本部に報告して分科会で朝食を取り、
閉会式会場に向かう。午前中と午後に分科会プレゼンがあり、
その後に分科会報告会として我が分科会の発表がある。
実はこのときまでほとんどプレゼン準備をしていなかったので
(出来るわけない)他の班のプレゼンを聞かずに違う館のヴィデオを見れる
談話室に行ってプレゼンを考える。プレゼンの最初にエヴァのOPを使うか
映画の予告を使うかなどということから、セリフ台本までを話し続けたが、
強烈な眠気が襲ったので思わず椅子で寝てしまった。
起きたのは昼でその間に香織ちゃん、アキラくんが中心になって
プレゼンの概略、台本を完成させてくれていた。
とりあえず会場のプレゼンもいったん昼休みに入ったようなので
昼御飯を食べに行く。食欲が無くほとんど何も食べなかったが、
分科会の人に頼んでSTAFFに3分間プレゼンに必要な機材などの
交渉しにいってもらったり南さんに出演依頼したりした。
やはり3分プレゼンで監督件主演のアキラくんがBGMを使いたいということで
正直くんに新宿までエヴァのCDを借りてきてもらう。
その間にプレゼン会場のはしっこで台本をプリントアウトしてもらう、
セリフ合わせをおこなったが最終的には外に出て廊下で読み合わせを続けた。
だいぶ混乱もあり、役回りも直前で変更したが時間もないので
プレゼン準備を切り上げスタンバイする。
分科会プレゼンは思った以上に受け、笑いを取れた上に「オタクと政策」
というものの理解も深まったようだ。
安藤をはじめ多くの人が終わってから握手を求めてきて絶賛してくれた。
このプレゼンで一気にその場の空気、「オタクと政策」分科会のイメージを
良い方向に転換できたと思う。
それから閉会式も無事終了して、みんなで新宿の打ち上げ会場に向かう。
打ち上げは例のごとく内輪で盛り上がっていたので一次会であっちゃん、
近藤と共に抜けてオリセンに荷物を取りに行き、南邸に帰った。
帰りに近藤とはぐれて、眠って特急を乗り過ごし遠回りをしたが
無事八王子に到着し、南邸に到着し近くのコンビニで近藤とも再開して
帰った。電話で南さん達はこの日はオリセンに泊まるということで、
ひさびさにのんびり洗濯、熟睡が出来た。
それから3/14まで秋葉原に二度も行ったり『エヴァ』のラストまで
上映したり中大のヒルトップ食べ歩きをしたり『銀英伝』大会をしたり
『ときメモ』を多くの人にはめさせたり、うっちーさんや安藤と
だいぶ話しこんだり、中大の情報関係のもめごとに自分なりの評価を下したり
二進法を南さんから教えてもらったりと多くのことを体験して大阪に帰る。

総合評価:チューターとしてのデビューだけでなく初めて組織を運営した上に
この分科会のためにシンポジウムに出席したりプレ分科会として
交流会当日だけでなく関東に滞在出来ることとなった。
多くの不測の事態、不利な状況に陥ったが多くの人に評価され
何とかやり通せたと思う。
またMLを含めた分科会運営では、今まで知識として仕入れた多くの組織論、
リーダーシップ法などを実験できた。
非常に、非常に多くのモノを得れた体験だった。

1997 2/25~3/14
出来事メモ、政策・情報学生交流会

北原貞輔 『システム科学入門―社会科学の発展のために』 有斐閣 1986

関学KSCの服部から『超「熟眠短眠」法』とともに借りた本。
システム科学に関しては僕が読んだ初の書。
実は今日、東京へ出発だが、その前に何とか読破した(^^;
もともと工学の領域であったシステム科学、システム思考を社会科学にも
応用出来るようなかたちで紹介されている。
服部が引いた線がたくさんあったためか、とても読みやすく、
またわかりやすかった本。
特に序文、第7章:モデルとその活用、第8章:情報の意義と人間の情報活動、
第10章:進化、第11章:サイバネティクスは興味深く、
また復習の要ありと見た。
これを読み終えて、ちょっと感じたことは総合科学であるはずの
政策科学部には、こうした自然科学と社会科学との歩み寄り、
統合を試みる講義が驚くほど少ないということだ。
このことは一考に値する。

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1997 2/25
自然科学、学問一般
まろまろヒット率3

熊谷直 『司令官たちの決断―四つの戦場にみる危機管理とリーダーシップの本質』 徳間書店 1993

大学の古本市で見つけた本。
「四つの戦場にみる危機管理とリーダーシップの本質」という副題に
引かれて趣味的に購入した。
戦後の主要な戦争を題材としているが、記述としては・・・
第一章:湾岸戦争(フセインとシュワルツコフ中心)、
第二章:中東戦争(ダヤンとナセル、サダト中心)、
第三章:ヴェトナム戦争(ホー・チ・ミンとマクナマラ、
キッシンジャー中心)、第四章:朝鮮戦争(イ・スンマンとマッカーサー、
トルーマン中心)という風に純粋に軍事上の意思決定について
書かれたと言うよりも政治的な話が多かった。
純粋に軍事行為だけで成り立つ戦争など現代には特にありえないためか?
そしてこの本ではリーダーシップについて「目標達成に向けて指揮官、
経営者、指導者などが発揮する公式、非公式の力」と定義づけている。

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1997 7/23
リーダーシップ論、歴史、危機管理
まろまろヒット率2