関西圏政策系大学交流会(3回目の参加)

5/18
前日の深夜にクマから電話がかかってきて相談に乗ったので寝ていなかった。
直接関学KSCに行く。
キャンパスにつくとちょうど昼食時であっちゃん(嶋田:関学KSC2回)、ミユキ(福田)、遠藤くんがいる10班がテラスでご飯を食べていた。
ユカ(岩室)、クマ(日隈)、西村(関学KSC2回)、服部(関学KSC2回)、カイ(清水:関学KSC1回)、内藤の1班なども外で食べていた。
その後各大学紹介が行われた。終わってからユカ、クマ、サエが「大学紹介聞いたけど立命でよかった」(笑)と言っていた。
ミユキと代わってもらって10班に入る。教室に乗り込み各大学のカリキュラムなどの特徴を確かめ合う。今回は新入生が主体とのことで(あっちゃん、俺以外は新入生)様々な驚き、意外性に新鮮に感じる政策系の学生を珍しく(^^)見れた。
そこでボス(山崎由昌くん高等部出身で関学KSCのやっさんがS.Aしている長峰ゼミ一回生)、政策一回の吉本(昌代)と知り合った。
「フィールドワーク」という建て前の下(^^)ワシントン村に行こうとのことであっちゃんがミユキ班(6班)を呼びに行くことになったので俺が代わりに先導することになった。関学KSCの学生でも行くことはめったにないらしいが4月30日に探検したので立命の俺の方が良く知っていた。
池の前であっちゃんを待っている間にマックを立ちあげてマックの特徴を見せる。
6班(サエがいる班)と合流した後はうだうだとワシントン村を探索した後、先刈セミナーハウス行きのバスを待つ。
そこで関学KSC2回の倉辺、中大の南さんと初めて話す。(戦略について)セミナーに着いて夕食を9班、10班合同テーブルで食べる。相変わらず関学KSCの飲みはパクリ(慶応SFCのすこやかさん)だった。
ユカがハイになってしまったが「大好き、尊敬してます」と言ってくれたのでうれしかった。とくとくと倉辺と入浴しに行った帰りによっしー(吉崎:関学KSC2回)と泉(関学KSC2回)が必死にセーラームーンを見ていたのでマックを立ちあげてエヴァ話で盛り上がる。
大本営(運営本部名称)に行ったり和室で話したりユカの様子を見に行ったりした後にレクリエーション会場に行く、レク用の班があったが表に自分の名前がなかったのでクマの班に勝手に入り銀行ゲームをした。後の講評でうちの班は発展途上国の設定らしい。
それが終われば第3位くらいになったのでシンガポールくらいには発展しただろう。
レクの後その場で次の日のワークショップの抽選会をすることになった。そこでくぼっち(久保田洋子、関学KSC1回)と会う。あっちゃんも含めて話しをすると、とても興味を持ったらしく「続き、続き」と言ってきた。彼女は自治会設立について森さんとはなしがあるらしく途中で抜けざるおえなかった。
それであっちゃんと飲み会が予定されている和室に行って柔道と合気道の技の違いを披露し合った。小柴(関学KSC2回)さんも合気道を始めたらしく興味を持って入ってきた。そうして飲み会していくうちにボス、くぼっちが来たので立命と関学KSCの違い、社会変動の現状、政策が求められるわけなどなどかなり多くのことを話した。途中くぼっちが眠たそうにしていたので「寝たら?」と言っても「話が聞きたい」と起きていた。
その後、政策に懐疑的な平松くん(関学KSC1回生)が入ってきて大いに盛り上がる。
かなりつっこんだ話しが出来た。それから寝る体制にみんなで入ったので抜け出して2階でカイややっさん(大坂:関学KSC2回)やあっちゃんと話しをして下に降りて寝る。

5/19
19日のワークショップには服部の「ヴェンチャービジネスとエコビジネス」と
R.Tグリーン(MITの人工知能の専門家)の「リーダーシップの方法:ミーティングの運営法」に参加。
まず服部の「ヴェンチャービジネスとエコビジネス」では服部と僕の二人だけが2回生で後は一回生という、抽選の割には偏った(^^)メンバーだった。
最初服部が抜けてコピーしにいったので僕が進行を代理してメモをとった、それは以下のようなもの・・・

早乙女くん(立命):やりたいようにやれるから、鶏口となるも牛後となるなかれ。
有名になりたい。官僚タイプにはれなれい。
前川さん(関大):会社造りたいから。女の子は社会に出ても活躍できないだろうだし、
人の下で働きたくない。
福井くん(立命):既存の組織にやりたいことができるのがないかもしれないし、
それに入れるかどうかわからない
近藤くん(立命):金かせぎたい。会社つくるのが一番早い。最終的には学校つくりたい。
学生でヴェンチャー団体(情報交換の場)をつくりかけている。責任の所在が不確かなところがいや。
久保田さん(関学KSC):企業つとめにピンと来ない。草の根的な団体に興味ある。
3日くらいからヴェンチャーを最近知り。じぶんの思ってきたものが「ヴェンチャービジネス」のようだと思った。
根木(関学KSC):今のサラリーマンをみていると
自分がそうだと悲しくなるだろうなあと感じていた。いずれ一般企業に勤めてもヴェンチャーの知識はいかせるのではないだろうか?
「定年」がイヤ。
清水(関学KSC):普通の企業に就職したくないと思っている。
二つのコップを並べたときにすきまができるがそれをうめるのがヴェンチャーではないだろうか。
大きな組織を作り必要はない、自分の能力だけで勝負できるだろうから。
西川(関学KSC):エコビジネスに興味あり。
ビジネスをとおして環境とかかわっていけるものがあると新聞で読んだので。
自分の思うようになりたいと思っているから。
らぶらぶナベ(立命2回):政策の応用ができやすそう。現代企業論に興味を持ち。
服部(関学KSC2回):独立がキーワードとしてある。
自分のしていることを社会に還元できるのではないだろうか。

自己責任と他者依存の相反する言葉がキーワード
自己管理能力
ストック型ができないのは18歳人口が減ったから。
論理的能力を高めるための能力だと思っている。
・・・などがキーワードだった。
前夜に続きまた独走してしまった、反省(笑)
終わってからR.Tグリーンの「リーダーシップの方法:ミーティングの運営法」に参加しようと移動すると、一回目に参加した遠藤くんが「グリーン先生最高ですよ!もう、交流会参加した費用のもととった!」と言っていたので期待していく。
講義にはヤナ(一柳)とよっしーがいた。
R.Tグリーンがわかりやすい英語と片言日本語で講義して奥さんが日本語に訳するというかたちで進められた。
もう、すばらしく感動した!!「眼から鱗」とはこのことか!!
終わってから関学KSCのやっさんや西村にも言ったがぜひこのMeeting運営法を関学KSCの売りにして欲しい。
昼食の時に大東流合気柔術初段のRitsの若さんクラスの一回生さよ(岡田)と知り合いになる。住吉大社の道場で稽古しているらしい。
その後、ヴェンチャービジネスの講演会が開かれた。
途中まで聞いていたが眠たくなったので2階に移った大本営に遊びに行く。
そこで関学KSCの主要メンバーと南さんがいた。
泉、よっしーはもちろん他の関学KSCの面々ともアニメ、声優、アイドルネタで盛り上がる。
それでせっかくなので僕が総司令(主催)でメーリングリスト「psおたっきーず」を結成した。
講演会が終わってからカニくん(関学KSC1回)に声をかけられたりしながら帰宅準備をした。
バスに乗って窓際でみんなとなごりを惜しんで三田駅に向かう。バスの中で内藤君や他の人とと話しているうちに手帳をセミナーハウスに置いたままだということに気づき三田駅に着いた後あわててセミナーハウスに電話を入れる。
そこで帰る予定だったが急遽交流会スタッフ打ち上げに参加することにして迎えを待つ。
そうしているとバスの第二段が到着してそこに乗っていた泉と一緒に待つ。
いつまで待っても来ないのでガスト三田店に向かい、そこで車組と合流しビックボーイに行く。
店内で性懲りもなくマックに関学KSCの面々が歌やセリフを入れて楽しむ。
二次会にも誘われたが泉と一緒に帰ることにした。
帰る途中にまたまた濃い話し(^^)をしながら帰った。
    ↑
前々回(慶応SFC)と前回(Rits)と比べて(Ritsの後、中大でもあったがオリターの仕事のため不参加)交流会そのものの内容的にはそれほど良かったとは言えないが関学KSCの新入生、濃い(^^)やつらと知り合いに慣れたのがとてもプラスになった。
無理してでも参加したかいは十分にあったと言える。

1996 5/18~19
出来事メモ、交流会

中村天風 『盛大な人生』 日本経営合理化協会出版局 1990

「Be positive!」、「合気道」の精神的柱。
これを読めば肯定的思考をする良い動機づけになる。
話し口調もわかりやすく読みやすかったが少し鼻につく場面もあった。
Positive Tinkingとはそういうものか?(^^)

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1996 5/7
名言集
まろまろヒット率3
スピリチュアル

戸部良一・寺本義也・鎌田伸一・杉之尾孝生・村井友秀・野中郁次郎 『失敗の本質―日本軍の組織論的研究』 ダイアモンド社 1984

目から鱗が落ちるどころか眼球まで落ちるような(笑)ほど
インパクトがあり面白かったです!
今まで断片的に聞いていた日本的組織の特徴、
戦前の帝国軍組織と現代組織との類似性などがとても明確に体系的に、
なおかつわかりやすく書かれていて読んでいて壮快感さえ感じました!
第一章の「失敗の事例研究」も個人的趣味のため(^^)面白く読めましたが
何より第二章「失敗の本質」、第三章「失敗の教訓」が
とても参考になりました。

特にアメリカ軍との対比で帰納的戦略、一点豪華主義、
人的ネットワーク・プロセス、学習破棄(unlearning)、
single loop learningなどのキーワードだけでも
それぞれ一冊の本に値するのでは?
例えば「single loop learning」をとりわけ強調してきた
学校教育の限界などについては今、
タイムリーな学校教育の変革のキーワードでもあるわけですよね。
また、進化論的な視野から見た環境適応で「適応は適応能力を締め出す」
(adaptation precludes adaptability)という一言がとても印象に残りました。
これから引用などにばんばん利用させてもらいましょう。(^o^)

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1996 5/7
組織論、戦略論、歴史、教育学、政治学、意思決定論、経営学
まろまろヒット率5

『元大本営参謀の太平洋戦争―瀬島龍三インタビュー』 東京新聞出版局 1995

開戦前夜、開戦中の作戦が上層部でどのように経緯していったのかを
知りたかったので読んだのだが、あまりつっこんだ話はなかったので
残念だ。
ただ、貴重な生き証人の発言としては価値があるだろう。
その評価は別問題として。

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1996 4/30
歴史、対談
まろまろヒット率2

関学KSC体験記

4月30日は立命は休みだが関学は授業があったので
関西学院大学KSC(神戸三田キャンパス)総合政策学部に遊びに行く。
JR新三田駅で降りてバスに乗る。途中、「ウッディータウン」、
「ワシントン村」などうさんくさい地名(笑)が多数。
まだ建設中、建設予定地の住宅街が目についた。
小さいキャンパス(この時まだ2回生までしか存在しない)のためか
みんな知り合いみたいでちょっとバスの中でさみしかった。
大学に到着して、まず10時35分からのチャペルアワーに遅れて出席した、
八馬(はっちー)が先に来ていて聖書を読んでいた。
国際金融論の久保田哲夫教授の説教がやっていた、
初めてお祈りをしてと賛美歌を歌った。
その後、大坂くん(やっさん)や生島くんとラウンジで
戦争本を広げて戦争話をした。
それから生協に行って(ちっちゃかった)関学アメを買った。
食堂のそとのテラスで昼御飯(デイリーランチ450円)を食べた。
食堂はがらがらだったのにあれでも人が多いらしい。
新入生を何人か紹介されてだべった後に食後キャンパスの裏敷地に行った、
本当に何も無かった。(^^;
アーチェリー練習場でキャッチボールを俺、はっちー、やっさん、
生島くんとする。
それから3限目の英語の授業(AIDSについて)に出て、
何故か立命からゲストが来ていますと紹介された。
何故かレポートも提出した、名前、所属も当然記入。
授業後嶋本くん(あっちゃん)の紹介で教授に挨拶に行った。
どうも気に入られたらしく後で「彼らは来週も来るのか?」と
あっちゃんに聞いていたらしい。(んな無茶な!)
4限目の柴田愛子の「経済政策論」(公共財について)にも出席した。
ここでもレポートを提出した。
授業後、「旦那さんにはいつもお世話になっています」と挨拶に行った。
西村、やっさんと俺、はっちーでやっさん、生島くん家にちょっと行った。
すっごく大きい家でマハラジャのような建物だった。
ちかくの住宅地もとても格好良かったが5時に生協がしまり、
7時に近くに唯一ある「オアシス」(本当にあそこではオアシス)もしまり
唯一の食料入手可能な場所は大学内の自動販売機だけという
かなしい状況になる。
図書館一階のパソコン置き場でテルネットからアトソン接続を試みるが
うまくいかなかった。
やっさんたちが手続きをしてくれて大学に残留することができた。
インターナショナルルームで一晩いろんな話ができた。
特にそこに置いてあったマック(LC630)を思いっきり
カスタマイズしてみた。俺のマックを持っていったので
そこからいろいろ警告音を入れてみて楽しいんだ。
大うけだったので今後どうなっていくか期待だ。
警備員に見つからないように脱走して自動販売機の大判焼を食べたりした。
7時くらいにはっちーと連れだってバスで新三田駅まで帰った。
帰りの途中、二人で宝塚で降りてうろちょろして朝御飯を食べた。

1996 4/30~31
出来事メモ

小室直樹・日下公人 『太平洋戦争、こうすれば勝てた』 講談社 1995

途中までの話はかなり飛躍していたのであまり面白くなかったが、
第3章「果て遠き国際国家への道」に大日本帝国が持っていた本質的な
欠陥(「官僚」のセクショナリズムの弊害)が現代にも
通じることをかなりわかりやすく説明してくれている。
対話形式なのでとても読みやすかった。

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1996 4/29
歴史、戦略論、対談
まろまろヒット率3

鳥居秦彦 『はじめての統計学』 日本経済新聞社 1994

とても面白かった!わかりやすくて数学がダメな人間でも
統計学的思考の必要性を感じさせてくれる。
特に第3章(確率と確率分布)、第8章(仮説検定)、第9章(相関分析)、
第10章(回帰分析)は重要だろうと思う。
これはすぐに役に立つ式
      二項分布の確率密度関数(Bernoulli Trial)
      f(x)=nCxPのx乗(1ーP)のnーx乗
例:コインを5回投げて1回も表が出ない確率は?
      P=0.5 n=5 x=0
f(0)=5C0×0.5の0乗×0.5の5乗
=0.03125
つまりパーセントなら(×100)=3.125%
再読に値する本!数学恐怖症を変えてくれた!

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1996 3/27
統計学
まろまろヒット率4

宮川公男 『政策科学入門』 東洋経済新報社 1995

「入門」と書いているくせに専門用語の羅列でかなり難解。
まあ、何度も読むことになるだろうが、またしばらくしてから読み返そう。
オペレーションズ・リサーチ、システムズ・アナリシスやゲームモデル、
アリソンの記述に興味を持った。

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1996 3/6
政策学
まろまろヒット率3

プルタルコス、村川堅太郎訳 『プルタルコス英雄伝』 筑摩書房 上巻 1996

いわゆるプルタルコス『対比列伝』のこと。
上巻はテセウス、リュクルゴス、ソロン、テミストクレス、
アリステイデス、ペリクレス、アクキビアス、デモステネスが紹介されている。
古い訳本なので中巻、下巻は絶版か。かなり読みづらくはあった。

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1996 3/5
歴史
まろまろヒット率2