『印刷革命がはじまった:グーテンベルクからプランタンへ』展(博物館)

研究室の佐倉統助教授のインタビュー収録があるということで印刷博物館の特別展「グーテンベルクからプランタンへ」を関係者入場で観に行く。
活版印刷を発明したグーテンベルクと、印刷をはじめて商業的に成功させてたプランタンを取り上げた展示。
印刷博物館が凸版印刷ビルの地下にあるからか、印刷ビジネスを確立したプランタン関係の展示が多かった。
印刷博物館自体はじめてだったので興味深かったが、中でも借金まみれの発明家グーテンベルクから成功者プランタンまで約100年ほどの期間があることがちょっと感慨深げだった。
過去の歴史上では新しい技術、新しいスタイルで成功するのは1世紀くらいはかかっていたということなんだろう。21世紀初頭の現代はもう少し時代のスピードが早くなっていてほしいと思った展示だった(^_-)

2005 5/24
もろもろ鑑賞、博物館
まろまろヒット率3

百世瑛衣乎 『超カンタン! 最強メディア ブログ成功バイブル』 翔泳社 2005

最近はよくチャリコロール×シルバーのジャージを着ている、
らぶナベ@ソーシャルネットワーキング上ではジャージーズ主催者でもあります。

さて、『超カンタン! 最強メディア ブログ成功バイブル』百世瑛衣乎著(翔泳社)2005。

12人のブロガー(blogger)たちのインタビューを通して、それぞれの成功の秘訣を紹介する一冊。
図書館で見つけて面白そうだったので大阪との往復の間に読み終えた。

やはりWEBマスターやブロガーのような自分メディアを運営している人たちの話は、
「1人1メディア」を唱える僕としても自分の活動を振り返る良い機会になる。
この本ではインタビューの最後にその人の成功の秘訣を箇条書きにしているのと、
成功の方程式として時系列でblog活動の歴史を紹介しているのが見やすかった。

ただ、選ばれたブロガーのほとんどがブログ・ランキング上位者であって、
ランキング参加していないブロガーの多くが外されているのが気になった。
用語の使い方も少し疑問に思うところがあって、著者はこの分野に馴染みはないのかなと思った。
また、紹介されているブログもここ1、2年のものが多くて、
パーソナル・メディア最大の問題の一つである「どう続けるか?」についての言及が無かったし、
ブログのメリットばかりでデメリットには触れてなかったのも残念。

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2005 5/23
情報・メディア、blog本
まろまろヒット率2

神戸にんにくやの「にんにくたっぷりサイコロステーキ」


たまに実家に帰ると「糖尿病で殺す気ですか?」というくらい食べさせられる・・・わずか二泊三日の間にごはん日記がかなり高カロリーになってしまう(>_< ) そんな訳で夜は夜で関西にしか無い方のにんにくやに連れて行かれる。にんにくをたっぷりかけたサイコロステーキは相変わらずマイウー。そういえばこの店は関西にしかないので(類似点に注意)2年ぶりくらいに食べた一品。 大阪・「神戸にんにくや」難波支店にて。

大塚開拓隊な味笹の「カレーライス」

今日は大阪だけどその前に少し時間ができたのでご近所の大塚開拓隊ランチに出席。味のある店構えからとてもじゃないけど一人では入りにくいお店に開拓隊の面々と入る。
僕が頼んだカレーライスは少しデミグラスソースの香りがする洋風で深い味。当たりのお店で一同安心。
その後、「二代目 帝都軒」に寄ってから新幹線に乗るけどその話はまた次の機会にて。
大塚の「味笹」(あじささ)にて。

スタイリッシュの「梅のワイン」(白)

特別講師の依頼をされた芸術法セミナーの懇親会後に渋谷に移動して打ち上げで入ったお店は、妙に梅酒系が充実していたので梅のワイン(白)なるものを頼んでみる。
ちなみに隣のテーブルは明らかに合コンだった。どんなに離れていても合コンは独特のオーラを発信しているのでよくわかる。セミナーのフィードバックと共に注目の人間観察だった。
渋谷の「スタイリッシュ」にて。

吉本隆明 『最後の親鸞』 筑摩書房 2002

飲み屋さんで合コンしてるテーブルはどんなに遠くからでもすぐわかる
らぶナベ@ああいう場って独特のオーラを発しているのはなぜなんだろう?と思っています。

さて、『最後の親鸞』吉本隆明著(ちくま学芸文庫)2002。

僕に信仰心は無いけれど、我が家は浄土真宗(西本願寺)なので
一度くらいは親鸞ものを読んでみようと友人に勧められて手に取った一冊。
非僧非俗の生涯をおくった親鸞の晩年に焦点を当てて彼の思想性に迫ろうとしている。

興味を持ったのが親鸞の生涯の中で北陸への追放から晩年の京都での著作活動の間にある
北陸と関東での布教時代がよくわかっていないというところだ。
そしてこのことにも関連して、親鸞の伝説を紹介しているのも面白かった。
27個の伝説をリスト化して、各派が自分の都合に合わせてどの伝説を組み合わせたのかが
一覧してわかる「伝説組み合わせ表」が興味深かった。

昔から僕にとって親鸞は「肉を食べるのとHをするのがやめられなかった」(肉食妻帯)ことや、
「良い人だって救われるんだから悪い人が救われるのは当然じゃん」(悪人正機説)などが印象にあった。
実は法然の方がすごくて、これほど有名なのは単に普及度の問題だけでは?という疑問も持っていた。
読んでみてこういう印象や疑問から来る関心をさらに高めてしまった。

以下はチェックした箇所・・・

○現世でたまたま善であるか悪であるかは、時間のとおい過去からやってきた宿縁によるものだから、
本人のせいではない(略)つぎにこのかんがえは、悪人こそは善人にもまして往生の正機をもつのだ、
というように徹底化されていった。
<和讃>

○伝説がつくり出される動機は< 聖化>したいという念慮と、一見これと裏腹な共同の< 必要性>である。
伝説の< 真>は、至上化された愛惜と極端な有用性から成っている。
<親鸞伝説>

○絶対的な距たりを縮めようとする行為は、
遠まわりの善であるという逆説の完成こそが親鸞の教理的な精髄であった。
<教理上の親鸞>

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2005 5/20
宗教、仏教、歴史、エッセイ
まろまろヒット率3
スピリチュアル

芸術法セミナーにアカデミック・コメンテイターとして招へいされる

芸術法セミナー特別講師 「アーツアンドロー(Arts&Law)」主催の芸術法セミナー
特別講師(アカデミック・コメンテイター)として呼ばれて参加する。
会場は池尻大橋の世田谷ものつくり学校だった。

内容は作田知樹Arts&Lawディレクターが総論を話しつつ、
僕が各論を話したり突っ込みを入れたりする役回りだった。
特に情報発信の中でトラブルを避けるための予防法務をいかにしてきたのか、
また、商標登録などの知財権管理の体験談を中心に話した。

終わってからの懇親会ではインタラクィヴ・アートや演劇、造形など
様々な表現活動をしている人たちと情報交換や意見交換できたのが良かった。
このセミナーには表現者だけでなく法律家も多く参加していたので、
芸術法の社会的ニーズの高さをあらためて感じることとなった。

ちなみに懇親会の後に渋谷で打ち上げがあったが、隣が明らかにコンパの席だった。
たとえ話し声が聞こえなくてもコンパの席は、独特のオーラが発しているので注目してしまう。
表現と法、コンテンツ支援などの会話をしながらコンパでの人間模様を観察した打ち上げだった(^^;

2005 5/20
出来事メモ、まろまろ研究、講演会

下北ランチなタラートの「豚角煮丼」

今日は下北沢でランチる。一番人気という豚角煮丼を頼んでみる。このお店のランチはビュッフェ形式の食べ放題がセットになっている。サラダの種類が豊富で味も美味しいし、ソフトクリームや杏仁豆腐まで食べ放題+ドリンクも飲み放題。サイドメニューはとても美味しいんだけど、メインはもうちょっと頑張って欲しいかも。。。
下北沢の「タイ市場食堂 タラート」にて。

辻邦夫 『西行花伝』 新潮社 2002

まろまろコンテンツのblogへのお引越を進めている、
らぶナベ@自業自得とはいえ作業量の多さにくらくらだす(^^;

さて、『西行花伝』辻邦夫著(新潮文庫)2002。

僕は出歩いた先で和歌を一首詠む「西行法師プレイ」というのをやっている。
何気なく付けた名前だったけど、なぜ松尾芭蕉プレイでも小林一茶プレイでも無いのか、
後から振り返ると自分でもいまいちよくわからない。
でも、人からはよく「西行って感じしますよね」とか、
「そりゃあ、まろまろさんは芭蕉より西行でしょう」などのような
しっくり感があるという評価を耳にするので
自分の中にある不可解なものに迫ろうと手に取った一冊。

内容は西行の死後に弟子が西行所縁の人々から彼の思い出を聞き取るかたちで、
伝説につつまれた西行の人生をたどっていくスタイルになっている。
彼が北面の武士として仕えた朝廷内での抗争、
地方レベルで進む律令制度のきしみと武士の台頭、
そして源平争乱という時代の変遷の中での西行の行動や感性を
彼の歌の解釈を通して再現しようとしているのが面白い。

読み終えてみて、なぜ西行法師プレイなのかについて考えてみた。
誰もが自分の中にある願望と現実の姿とのギャップに悩むことがある。
自分の中にある願望が西行への無意識の憧れになり、
実際の姿に対する違和感が空海への近親憎悪になったんだろう。
そんな僕でも後の時代に自分の人生が伝説として語られるなら、
空海のようにではなく西行のように語られたい。
最後に僕が西行の歌の中で一番好きで一番彼らしいと思う一首を引用・・・

風になびく 富士の煙の 空に消えて 行方も知らぬ 我思ひかな

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2005 5/14
歴史小説
まろまろヒット率3

パンコントマテの日本一の極太パスタ「ナポリタン」


知り合いが興味があるというので、日本一の太麺パスタ(2.5mm)として有名なお店に行く。
スパゲッティ・ナポリタンを頼んでみると、まるでうどんのように太い!
太いスパゲティは食べてみるともちもちの食感が楽しくて、想像していたものより美味しく感じられた。
渋谷の「パンコントマテ」渋谷店にて。