世界のやまちゃん本インタビューな「みそ串カツ」


幻冬舎から世界の山ちゃん本が出るということで、山ちゃんからご指名を受けてインタビューされる。インタビューは神田西口店のオープン日に合わせたものだったのでパクパク食べながらつらつらと話す。僕がコンテンツを作るわけじゃないのでどういうものになるかわからないけど相変わらず八丁味噌ベースのみそ串カツはお酒が進む濃厚な味でしたな。
神田の「世界の山ちゃん」神田西口店にて。

立喰師プレイの「コロッケそば」

先週末に押井守監督作品(『二課の一番長い日』、『パトレイバー2』)を研究上映したので、立ち食い蕎麦が食べたくなった。そこで立喰師プレイとして白山通り沿いの立ち喰いそば屋さんに入って、コロッケそばを注文。ただ、そばの食感が好みではなかった・・・
春日・後楽園(東京都文京区本郷4-16-5)の「春日 そば通」にて。

マイケル・ギボンズ、小林信一監訳 『現代社会と知の創造―モード論とは何か』 丸善 1997

ごはん日記にコロッケそばコンテンツをアップしたら、「揚げたてではダメなのです!」などの熱いメールが複数寄せられた、
らぶナベ@立喰師列伝にはまだまだ入れないようです(^^;

さて、『現代社会と知の創造―モード論とは何か』マイケル・ギボンズ編著、小林信一監訳(丸善出版)1997。
原題は“The New Production of Knowledge: The Dynamics of Science and Research in Contemporary Societies”(1994)。

前からペラペラと飛ばし読みしたことはあったけど、最近になってWeb2.0などのネット進化の議論で
引用されてるのを見かけることが増えたので通し読みしてみた一冊。

現在、知的生産の方法が大きく変化している。
この本では、その科学技術活動のモード(様式)についての議論をしている。
ディシプリンの内的論理で研究するこれまでの知識生産様式をモード1、
社会に開放された新しい様式をモード2と分類して、その背景や意義を述べている。

解説に書かれてあるように、やっつけ仕事を感じるところや無理やり感がある部分もあるけど、
初版から10年以上たったいまでもこの本が提言したモード2の動きは変わっていない。
たとえばネット上での動きはまさにモード2のものだし、「お行儀の悪い」様式がますます存在感を増してきている。
そんな僕もお行儀の悪い方に分類されているんだろうなと思いながら読み終えた。

ちなみにかなり長い序章(30ページ)を読めばそれで十分内容がわかるようになっている。

以下はチェックした箇所(一部要約)・・・

○クーンのパラダイム論では個々のディシプリンの内部の研究活動を規定するパラダイムの存在を考えた
→ギボンズのモード論では、個別のディシプリンを超えて、あるいは科学技術の研究活動を超えて、
知的な生産活動全体を規定するモードが存在していると考える
<転機に立つ「科学技術と社会」―日本語版の解説にかえて―>

☆トランスディシプリナリティの四つの側面・・・
1:明確な、しかし進化する問題解決の枠組を発展させる
2:解は経験的要素と理論的要素の両方を含み、それはまぎれもなく知識への貢献
3:モード1では制度的な経路を通じて成果が伝達されるが、モード2では成果は参加者が参加している最中に伝えられる
4:ダイナミックであり、流動的な問題解決能力
<序章>

☆本書の核心は、供給サイドにおける潜在的な知識生産者の拡大と、
需要サイドの専門知識に対する要求の拡大が同時並行的に起こっていることが、
知的生産の新しいモードの出現の条件を生み出しているということ
<序章>

○モード2はコミュニケーションが決定的に重要
→知識を利用するためには知識生産に参加しなければならない
<序章>

☆科学は動的にいつも複雑で変化に富んだプロセスで社会を形成したり、また社会によって逆に科学が形作られたりしている
→科学が取り組む可能性のある問題の幅は際限なく大きく、それゆえ研究課題は純粋に知的な言葉では理解しえない
<第一章 知識生産の進化>

○科学は、技術的な規範と社会規範との緊密な相互作用を含む高度に構造化された一連の活動
<第一章 知識生産の進化>

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2006 3/6
科学哲学、技術社会論、研究様式論
まろまろヒット率3

300バーでスタンディングな「ナチョス」、「ライスコロッケ」、「ベイビーブルー」

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左:ナチョス→チーズがマイウー
中:ライスコロッケ→これが一番美味しかった
右:ベイビーブルー→カクテルも充実

友人が僕に紹介すると言って連れて来るはずだった人が風邪でダウン。この日の予定が頓挫したので、実験的にmixi等で公開対策会議を開く。
討議の結果メンバーをシャッフルしつつ銀座で気になっている全品300円(税込み315円)のスタンディングバーに行くことに決定。何だかんだで7人も集まってしまった。まさに情報電撃戦な銀座の夜。
銀座の「300BAR (Three Hundred Bar) 」五丁目店にて。

『機動警察パトレイバー2 the Movie』 (映画)

押井守監督の「古典研究」を復習するための僕が研究会長として研究上映した作品の一つ。
この映画も最初に観たときから10数年ぶりの鑑賞になる。

2002年のある日、ミサイル発射によって横浜ベイブリッジが爆破された。
映像にうつっていたのは自衛隊機と思わしき機影だったが自衛隊には該当する機体は無かった・・・
クーデターを装った連続テロによって現代の東京で戦争状態を再現しようとするテロリストと、
それに対する特車二課後藤隊長の戦いを中心に物語は進んでいく。
元ネタになった『二課の一番長い日』を超える緊張感とリアリティで全編ピリピリとはりつめた空気を感じる作品。

公開されたのが1993年という、阪神大震災もオウム事件も9.11同時多発テロもまだ起こっていなかった時期だということを考えると、
都市生活に対する心理的打撃を扱ったこの作品があらためてすごい作品だということがわかる。

ちなみに『二課の一番長い日』もすでにパトレイバー本来のラブコメ基調から逸脱していた感じだったけど、
この劇場版第二段にいたっては主要な登場人物たちが後藤隊長、南雲隊長、首謀者の柘植、防衛庁の荒川(声優:竹中直人)と、
もはや完全にオヤジたちの物語になっている。
最後のレイバー戦が余分に思えてしまうほどだ。

ラブコメや学園モノとして企画を通して最後は自分の好きなことをやる・・・
押井守監督自身が「カードのめくり方が大切」と言った意味があらためて感じられた。

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2006 3/3
もろもろ鑑賞、映画
まろまろヒット率5

『二課の一番長い日』 (OVA)

押井守監督によるコンテンツ創造科学「古典研究」がとても良かったので、復習のために『二課の一番長い日』(『機動警察パトレイバー』第1期OVAシリーズ5話、6話)を研究上映会する。

この作品は10代前半の時に観て以来、実に10数年ぶりに観たことになるけど、これまでのシリーズの流れからは考えられないほどの緊張感を当時と同じように感じた。

内容は自衛隊の一部勢力によるクーデター事件が東京で勃発、それに対する特車二課の戦いを、後藤隊長と首謀者の甲斐との過去、頭脳戦、決断力を絡めながらえがかれている。
普段は昼行灯キャラの後藤隊長がめちゃくちゃカッコ良いという、ある意味でオヤジ男の理想型を追求した姿とも言えるし、一部で熱烈なファンを獲得したというのもよくわかる。

ちなみに押井守監督はこの作品を「現代版二・二六事件」と言っていたが、観なおしてみると確かにクーデター中に雪が降っているのが確認できた。
(日付もちゃんと2月26日だったし)

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2006 1/17
もろもろ鑑賞、OVA
まろまろヒット率4

おなかも満点になる、ライスカレー まんてんの「かつカレー」


弊社近くで勤務している女友達から「連れて行って!」と頼まれたので、1年半ぶりにカレーで有名なまんてんにいく。
ここの名物はかつカレー。550円で一口サイズのコーヒー(エスプレッソにあらず)もついてくる。久々に食べると・・・店名通りおなかもまんてんになる一品。
神保町の「ライスカレー 華麗 まんてん」にて。