「湯の峰温泉 つぼ湯」 (温泉)

泉質:重曹硫化水素泉 (含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩泉)

和歌山県田辺市本宮町にある温泉。
一説には日本最古と言われる温泉で、かつては小栗判官伝説の地として知られていたらしい。
現在は世界遺産「熊野古道」、正式名「紀伊山地の霊場と参詣道」(“Sacred Sites and Pilgrimage Routes in the Kii Mountain Range”)に登録されていることで有名。
カラカラ浴場は干上がっているので、現在(2007.8.12)実際に入ることができる唯一のお風呂の世界遺産になっている。

そんなお風呂は1組30分の貸切風呂になっていて、当日予約しないと入れないことが多い。
2時間待って川沿いの掘っ立て小屋に入ってみると、小さな洞窟のようなつぼ湯がある。
乳白色のかなり熱めの温泉に入ると、どうやら足下から温泉がわき出ているらしいくて水で薄めてもどんどん熱くなってくる。
(1日に7回湯の色が変わると言われている)

シャンプー、石けんは禁止、洗い場も無い。
係の人も愛想が良いわけでもないし、便利な場所にあるわけでもない。
でも、本当の温泉を味わえる貴重なお風呂。

2007 8/12
ぷかぷかお風呂日記
まろまろヒット率5

湯胸茶屋の「めはりずし」


つぼ湯の待合いベンチのすぐ近くにあるお茶屋さんでめはりすしをいただく。めはりすし(目張り寿司、めはりずし)は和歌山山間部の郷土料理で、おにぎりを高菜漬けをくるんだもの。山仕事のお弁当だったといわれる一品。
和歌山・田辺市本宮町、湯の峰温泉「湯胸茶屋(ゆのむねちゃや)」にて。

『熊野古道』(名所旧跡)

かつて盛んだった熊野三山への熊野詣(熊野信仰)のなごり道。
正式名は「紀伊山地の霊場と参詣道」(“Sacred Sites and Pilgrimage Routes in the Kii Mountain Range”)として世界遺産に登録されいてる。

今回は、つぼ湯に入るついでに熊野本宮大社と湯の峰温泉を結ぶ「大日越」をちらっと歩いてみた。
熊野古道というと粘菌いっぱいなイメージだったけれど、神社と温泉を結ぶ大日越ルートのせいか、山奥という感じはしなかった。

熊野古道らしさを感じたのは、どちらかというとこの帰り道。
友人と二人で軽自動車で、湯の峰温泉から十津川村を通って龍神に抜けようとして国道425号を通っていた時に、ガソリンが何とEmptyになってしまった時だ。
携帯電話の電波も通らず、街灯もなく、当然一車線で隣は崖というところで、Emptyのままひたすら山道を何十キロも走破したことは、かつて熊野古道を歩いた人々の気分がちょっとわかった(w

2007 8/12
もろもろ鑑賞、名所旧跡
まろまろヒット率3

『熊野本宮大社』(名所旧跡)

和歌山県田辺市本宮町にある神仏融合の神社。
かつて盛んだった熊野信仰(熊野詣)の中心、熊野三山の一つ。
世界遺産の「熊野古道」、正式名「紀伊山地の霊場と参詣道」(“Sacred Sites and Pilgrimage Routes in the Kii Mountain Range”)にも指定されている。

ただ、周辺は道路が整備されているの上に観光地化してしまっているので、かつて荘厳だったという面影はあまり感じられなかった。
どちらかというと、近くの湯の峰温泉つぼ湯の方がお風呂好きとして萌えた。

2007 8/12
もろもろ鑑賞、名所旧跡
まろまろヒット率2

かどやの「さんま寿司」

つぼ湯に入るために和歌山をおとずれる。途中休憩で和歌山名物の秋刀魚寿司(さんまずし)をいただく。食べてみると照りの良いサンマとお寿司が甘口の酢味でおいしく食べることができた。南紀(和歌山南部)の郷土料理。
和歌山・日高郡印南町、国道42号線沿いの「お食事処・レストラン かどや」にて。

紀の川寿司本舗の「柿の葉すし」


つぼ湯に入るために和歌山まで来たので、名物の柿の葉すしをいただく。柿葉寿司はずっと「かきのはずし」と発音していたけど、製造元の紀の川壽司本舗さんによると本来は濁らずに「かきのはすし」と言うらしい。二口サイズのお寿司はまさに旅のお供にぴったりですな。
和歌山・阪和自動車道下り・紀ノ川サービスエリアにて購入。

松村劭 『名将たちの戦争学』 文藝春秋 2001

まろまろ@世界遺産の中で唯一実際に入ることができる、湯の峰温泉つぼ湯に入ってきました(^^)v

さて、『名将たちの戦争学』松村劭著(文藝春秋)2001。

古今東西の名将たちが残した名言を紹介しながら、統率・戦略・戦術について述べる一冊。
タイトルは戦争学だけど、単純に名言集としても読むことができる。

たとえば、一番心に残ったビザンツ帝国の皇帝マリウス(マウリキウス)の言葉・・・
「1:広く何をなすべきかを聞き、2:少数の賢者の助言を得て、3:最良の策を一人で決定し、4:それにこだわるべし」。

また、プロイセンのフレデリック大王(フリードリッヒ2世)の言葉・・・
「本当に知恵がある男は一番大事なことだを掌握しようとするが、小心で知恵のまわる将軍は、すべてを掌握しようとする。
そして何がもっとも重要なのかを見落とし、ちょっとした事件や失敗で目に角を立てるのだ。
『すべてを守るものは、すべてを失う』という古い格言がある。
ささいな事柄は犠牲にして、本質を追え!」。
・・・など、今の自分の心情的にグッとくるものもあった。

ただ、採用する名将たちが偏っている気もしたし、巻末には参考文献も載せてほしかった。
(人名の多くは全員英語読みなので一瞬「誰?」と思うのもあった)

以下はその他にチェックした箇所・・・

☆半リットルの汗は、5リットルの血を節約する
<パットン>

☆将軍は決して「まさか!」というな
<マリウス>

☆危険があるところ、栄光あり
<ナポレオン>

○目標の原則は、戦いの原則の中で最も重要である(中略)
この原則だけが指揮官に「何を」を与え、他の原則は「如何に」を与えるからである
<C.R.ブラウン>

○重要な時機と場所で、戦闘力の優越を得よ(中略)
一つの作戦線に沿って、一団となって機動せよ
<ナポレオン>

○戦闘は防御に始まり、攻撃で終わる
その逆は敗北である
<クラウゼビッツ>

○防御の本質は、敵の打撃を受け止めるのではなく、受け流すことだ
<クラウゼビッツ>

この本をamazonで見ちゃう

2007 8/12
戦略論、名言集
まろまろヒット率3

千番の「大阪餃子」


寺田町の駅近くにある大阪餃子で知られる「千番」に先輩に連れて行ってもらう。大阪餃子とは、平たい形で一口サイズの大きさなのが特徴的な餃子のこと。おかずというよりもおつまみの要素が強い餃子。
食べてみるとパリっとした食感ともちもち感が共存したまさに大阪餃子の味。何個でも食べられる一品。
大阪・寺田町の「千番(せんばん)」にて。

老舗居酒屋;明治屋の「シュウマイ」


関西の居酒屋の中で老舗として知られる明治屋に先輩に連れて行ってもらう。こちらはまさに酒場の空気を色濃く残したお店で独特の雰囲気がある。名物のシュウマイ(焼売)はお店で手作りしているとのことでいただいてみる。食べてみると実に濃厚な豚肉の味わいがする。居酒屋の雰囲気を感じられる一店。
大阪・天王寺あべの筋の「明治屋(めいじや、明治家ではない)」にて。