奥野修司 『ナツコ 沖縄密貿易の女王』 文藝春秋 2007

渡邊義弘@日本最西端の与那国島に訪問したことがあります。

さて、奥野修司 『ナツコ 沖縄密貿易の女王』 文藝春秋 2007。

太平洋戦争終結から朝鮮戦争までの約5年間、沖縄には密貿易が盛んになった時期があった。
その時期に活躍した、ナツコという伝説的な女性がいた。
沖縄の密貿易時代と、その時代の象徴的な存在であるナツコの軌跡を追いかけたノンフィクション。

ナツコ(金城夏子)について残された資料はほとんど無く、当時を知る人々も高齢化している中で、
与那国島、石垣島、糸満、本部半島などの密貿易の拠点となった地域を取材していく本書の流れは、
歴史から忘れ去られようとしているものを追いかけていく迫力があった。

読み終えてみると、混乱の時代をたくましく生きながらも、裏社会から表社会に転身しきれずにこの世を去ったナツコの悲しさが印象的な一冊。

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2015 3/25
ノンフィクション、戦後史、人物伝、沖縄、八重山
まろまろヒット率3

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