今月から東京大学大学院情報学環特任研究員と常滑市情報政策担当員に就任した渡邊義弘です。
さて、『置かれた場所で咲きなさい』渡辺和子著(幻冬舎)2012。
キリスト教の修道者と教育者である著者が、これまでの経験を基に書き綴ったエッセイ。
八重山の島々めぐりをしていた去年の夏に、記録的な二つの台風に見舞われ、さらに一度通過した台風が戻ってくるという珍しい気象現象(FUJIWARA EFFECT)で石垣島での滞在を余儀なくされたことがあった。
その時に何気なく知っていたこの本のタイトルを思い起こしてい以来、気になっていた一冊。
読んでみると、何と言ってもタイトルにもなっている「置かれた場所で咲きなさい」(“Bloom where God has planted you”)について述べているところが印象に残った。
たとえば・・・
「咲くということは、仕方がないと諦めるのではなく、笑顔で生き、周囲の人々も幸せにすること」
「他人の出方で幸せになったり不幸せになったりしては、私は環境の奴隷でしかない(略)そこで環境の主人となり自分の花を咲かせよう」
「境遇を選ぶことはできないが、生き方を選ぶことはできる」
・・・などは、大阪で生まれ育ち、京都と東京の学校に通い、松阪で働き、今回常滑に来た今の自分の感性と共鳴するものがあった。
また、この他にも・・・
「いい出会いをするためには、自分が苦労をして出会いを育てなければならない」
「今日より若い日くなる日はないから、毎日を”私の一番若い日”として輝いて生きる」
「信頼は98%。あとの2%は相手が間違った時の許しのために取っておく」
・・・なども印象深い。
自分も置かれた場所で咲くことができる人でありたい。
2013 4/24
エッセイ
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