ユージン・バーダック、白石賢司・鍋島学・南津和広訳 『政策立案の技法』 東洋経済新報社 2012

渡邊義弘@八重山の島々をめぐってきました

さて、『政策立案の技法』ユージン・バーダック 著、白石賢司・鍋島学・南津和広訳(東洋経済新報社)2012。

政策分析者を養成するカリフォルニア大学バークレー校ゴールドマン公共政策大学院で使われている教科書。
原題は、“A Practical Guide for Policy Analysis: The Eightfold Path to More Effective Problem Solving” (2008)

内容は、原題にあるように実践的な政策立案の8つのステップ・・・
(1)問題を定義する
(2)証拠を集める
(3)政策オプションを組み立てる
(4)評価基準を選ぶ
(5)成果を予測する
(6)トレードオフに立ち向かう
(7)決断する
(8)ストーリーを語る
・・・のプロセスに沿って、政策分析の手法と実現するためのプロセスについて解説している。
特に・・・

○評価可能な問題定義にする
<第1章 政策分析の8つのステップ>

・・・と強調しているように定量的アプローチを重視しているので、「市場の失敗」などの経済学の知識を前提としている。
また・・・

○証拠を集めるという行為は、純粋な分析のためのみならず、必然的に政治的な目的を伴うもの
<第1章 政策分析の8つのステップ>

○情報提供者に対して「この点についてあなたの見方に対して最も激しく反対する人は誰だと思いますか。そして、それはなぜなのでしょうか」と聞く
<第1章 政策分析の8つのステップ>

・・・などは参考になった。
訳文はやや読みにくさを感じたけれど、コラムで紹介される訳者のゴールドマン公共政策大学院での体験談は面白い。
(自分の馴染みのない分野で48時間以内に政策立案するワークショップがあるなど)
自分が担当する政策分析、政策立案のプロセスを振り返るきっかけにもなる一冊。

この本をamazonで見ちゃう

2012 9/9
政策立案、政策学
まろまろヒット率3

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です