仙台市の作並にあるニッカウヰスキー宮城峡蒸留所で、シングルカスク宮城峡25年をいただく。
このシングルカスク宮城峡25年は、宮城峡蒸留所で製造され、25年間熟成されたウイスキー樽から取り出したシングルカスク。
シングルカスク(single cask)という名前の通り、一つの樽だけから取り出し、ブレンドも加水もしていないので、ラベルには樽番号も印字されている。
(今回いただいたのは70758番)
通常は宮城峡蒸留所が製造するシングルモルトウイスキー「宮城峡」の原酒となるものなので、一般には流通せず、この宮城峡蒸留所限定で飲むことができる。
25年熟成させた樽から取り出した貴重な原酒を飲んでみると、普通のウイスキーとはまったく違う豊かな香りがする。
60度以上の強いアルコール度数なのに、まろやかな口当たりなのも熟成しているからとのこと。
時間をかけることの価値を感じられる一杯。
ちなみに、不器用な自分の生き方と重ね合わせて親近感を覚えるので、僕は「時間をかけてつくる」ものが好きだ。
お酒だとウイスキーがこの好みに合うので、これまでにも、サントリー山崎蒸留所、サントリー白州蒸留所、キリン富士御殿場蒸留所などの蒸留所を訪問してきた。
今回訪れたニッカウヰスキー宮城峡蒸留所は、今年の東日本大震災で被災を受けたものの、現在は製造と見学を再開されている。
自分の好みに加えて、東日本大震災を乗り越えたウイスキーをいただいたという点でも感慨深かった一杯。
まろまろと今日ももぐもぐ。
宮城県仙台市、作並の「ニッカウヰスキー宮城峡蒸留所」にて。