安彦良和・矢立肇・富野由悠季 『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』 角川書店 全23巻 2011

中学生の時に『ガチャポン戦士2カプセル戦記』にハマっていた、渡邊義弘です。

さて、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』安彦良和著、矢立肇・富野由悠季原案、メカニックデザイン(角川書店)全23巻2011。

1979年放送のアニメ、『機動戦士ガンダム』(通称、”1st”)のキャラクターデザインと作画ディレクターを担当した著者によるコミカライズ。
ガンダムはテレビ放映時から30年以上が経過する中で様々な続編・派生が生まれ、現代の英雄伝説となっている。
そんなガンダムの”ORIGIN”(起源)を意識して描かれた作品。

内容はテレビ放映時の大筋をなぞりながら、設定の修正や独自エピソードを追加してアレンジがなされている。
貴種流離譚(シャア)や旅を通じた成長(ホワイトベースのクルー)、父親殺し(アムロとランバラル)、悲恋(アムロとララア)など、
英雄伝説の要素はそのままに、物語の背景となる歴史的経緯や駆け引きを描いて物語に厚みを持たせている。

通読してみると、特にシャアの苦悩がより鮮やかに描かれていたのが印象的だった。
それだけに、シャアの苦悩や悲恋の軸となる人類の革新=ニュータイプ論については踏み込まれなかったのはやや残念。
現代の英雄物語だけにアニメ化も期待したい作品。

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2012 6/26
マンガ本
まろまろヒット率3

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