松阪の愛宕町にある長の屋におとずれる。
この長の屋は、以前寿司屋さんだったお店をご主人がお亡くなりになってから女将さんが居酒屋として切り盛りされている。
御品書はご主人のために作っていた料理を基本とした家庭的なものということもあって、愛宕町界隈の人たちから「おかあちゃん」と慕われている。
はやしライスはそんなおかあちゃんが作る名物の一つで、ルーがなみなみとかけられているのが特徴的。
食べてみると、洋風汁かけご飯のような食べやすさがある。
お話をお聞きすると「お米が泳ぐくらいにルーをかける」というのが死んだご主人の要望だったとのこと。
今でもそのレシピを守っていることに胸が熱くなった。
松阪の夜の街として知られる愛宕町で、人情に触れられる名店。
まろまろと今日ももぐもぐ。
三重県松阪市、愛宕町の「長の屋」にて。