宮内貴久 『風水と家相の歴史』 吉川弘文館 2009

まろまろ@このまろまろ記8周年をむかえました
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さて、『風水と家相の歴史』宮内貴久著(吉川弘文館)2009。

中国発祥の風水が、家相として日本の近世に受容されていった歴史過程を紹介する一冊。
風水や家相にはうさんくささが漂うものだけど、科学的に正しいかどうかという話とは別に、
古い建築物の多くが、風水・家相の理論を参考にして建てられている点に注目している。
たとえば、旧家の名主が先代から家相・風水の理論を学ぶ必要性について・・・
「たとえ迷信だとしても、村人から様々な相談を受ける時に家相・暦判断の基本を知っていないといけない」
・・・と諭されたエピソードがこの本でも紹介されているように、民俗学としても興味深い分野。

この本では、日本の家相の特徴として・・・

○日本の家相とは風水の陽宅風水における住宅風水のこと
<家相判断の対象とその実態>

○東アジア全体で捉えると、陰宅風水を欠いた18世紀以降の日本の風水受容はきわめて特殊
<近世の家相>

○積極的に福を取りこむよりも、日本の家相が災厄を未然に避けることを強調している点は注目すべき
<近世の家相>

・・・という点を明らかにしている。
また、なぜ日本の近世に家相が受け入れれたかの理由については・・・

○可視的な災因論=原因が目に見える
→家相は目で見て触れることのできるモノが対象
<なぜ家相が受けいられたのか?>

○宗教とは異なり、さらに可視的であることが、人々が家相を受け入れた最大の要因
<なぜ家相が受けいられたのか?>

・・・と結論づけているのが興味深かった。

ちなみに・・・

○風水でもっとと良いとされる理想的な地形は女性器を模している
<風水とは?>

・・・というのは原始宗教とも通じるもので注目したりもした。

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2009 7/23
歴史、風水、家相
まろまろヒット率3

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