帝国ホテルの「ビーフ・カレーライス」


帝国ホテルのビーフ・カレーライスをいただく。

実はこの帝国ホテルのビーフ・カレーライスは資生堂パーラーのビーフカレーと共に、日本のカレーライスの歴史で欠かすことのできない一皿。

かつて高級料理として一部の人だけにしか知られていなかったカレーライスが全国に普及したきっかけは、東京クーデターの2・26事件とこの帝国ホテルのビーフ・カレーライスとの関係にあると言われている。

『雪はよごれていた』という表現もあるように、2・26事件が発生した1936年2月26日は東京に大雪が降った日。
たまたまクーデターの鎮圧部隊の駐屯地が帝国ホテルの裏にあって、部隊の炊き出しを依頼しされた帝国ホテルはビーフ・カレーライスを提供することになった。

なぜこの時カレーライスが選ばれたかというと・・・
1.ごはんとおかずが一皿に盛られている、2.身体を暖めることができる、3.一度に大量に作ることができる
・・・という三つの理由かららしい。

このカレーライスを食べた兵士たちがその後、全国の故郷に帰ってその美味しさを語ったことが普及のきっかけとされている。
(ちょうど浅間山荘事件がカップヌードルの普及のきっかけになったのと似ていますな)

当時と同じレシピというビーフ・カレーライスをいただいてみると想像していたよりもスパイシー。
しっかりと香辛料を効かせているいるのはオーソドックスな英国風カレーらしさを感じる。
2・26事件は深刻な事件ではあるけれど、そんな中で「こんな寒い日にクーデターなんて勘弁してよ」、「でもこのカレーライスとかいう食べ物は美味しいな」などと話していた兵士たちの様子が思い浮かべられて微笑ましい一品。

ちなみにこの帝国ホテルには今回、相談を受けておとずれることとなった。
普段は特命係長プレイをしているものの、何かと声をかけてくれるのは嬉しいものですな(^_-)
まろまろと今日ももぐもぐ。

日比谷の帝国ホテル内「パークサイドダイナー」にて。

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