いづもやの「まむし」(うな丼)


関西風の鰻屋として知られる千日前いづもやをおとずれる。名物のまむし(うな丼・うな重)を注文すると、出てきたのが写真の丼。
あれれ?鰻がのっていないよ??
・・・っとお約束のコメントを書いてみるけど(wこれが正統派のまむし。
このまむしは、まずご飯の上にウナギの蒲焼きをのせて、その上から再びご飯をのせ、最後に上からタレをかける。ちょうどウナギをごはんでサンドイッチしたもの。
食べてみるとご飯の中で蒸されていることもあってうなぎがとてもふっくらとしている。鰻の味も上下のご飯に染み込んでいるので上も下もおいしくいただける合理的な一品。

ちなみに鰻は関東(江戸文化)の背開きと、関西(上方文化)の腹開きという風に東西でさばき方が違う。
武士が多い江戸では腹開きは切腹を連想して縁起が悪いけれど、商人が多い大坂では腹を割って話すことを連想して縁起が良いということから来ている。
こちらは関西のお店なので当然腹開き。かつての東西文化の違いを感じられるお店でもある。
まろまろと今日ももぐもぐ。

大阪・難波(なんば)、千日前の「千日前 いづもや」にて。

ps『美味しんぼ』第77巻でも取り上げられているとのこと。

追記:残念ながら閉店されたとのこと。

“いづもやの「まむし」(うな丼)” への0件の返信

  1. ピンバック: グルメキングへの道

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です