クリントン・V・ブラック、増田義郎訳 『カリブ海の海賊たち』 新潮社 1990

海賊旗(Jolly Roger)を身につけることもある、らぶナベです。

さて、『カリブ海の海賊たち』クリントン・V・ブラック著、増田義郎訳(新潮選書)1990年初版。

カリブ海(西インド諸島)での海賊行為がピークに達した1710-20年代に活躍した、
ヘンリ・モーガンやエドワード・ティーチ(黒ひげ)、女海賊などの
代表的な海賊船船長12人を取り上げている歴史書。

読んでみると、もってまわった書き方やまわりくどい表現に読みづらさを感じた。
(古い史料からの引用が多いためか、それとも英国風の文章のためか・・・)
ただ、それを差し引いても大国間のパワーバランスの中で、
度胸と機転を武器にちょこまかと暴れ回る海賊たちの生々しい姿が伝わってくる。
思うに巨人たちががっつり四つに組み合って身動きが取れない間に、
小さな規模で活躍する海賊的な存在はいつの時代もいるのかもしれない。

そんな僕もこの本を読み終えた日に博士課程合格を確認。
“Pirates of MAROMIAN”としての活動はまだ続きそうだ(^_-)

この本をamazonで見ちゃう

2005 2/22
歴史、海賊もの
まろまろヒット率3

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です