エェーックス!
(田口トモロヲ風のナレーションで)
それは、日本中が、最も華やぐ夜だった。
クリスマス、イブ。
愛を語らぐ、恋人たちが、街にあふれていた。
街中のイルミネーションが、二人を祝福しているかのようだった。
そんな、街の喧騒の中に、たたずむ男がいた。
「なぜ恋人のいる人間だけが楽しそうなんだ」
男は、思った。
「憲法13条に幸福追求権というのがあるじゃないか」
わけのわからない、理屈だった。
「恋人のいない人間でも楽しめるイヴがあってもいいじゃないか!」
誰もが、その叫びは、むなしく街の喧騒に消えてゆくかに思えた。
これは、社会の慣習に立ち向かった、名も無き人々の壮大な物語である・・・
(西中島みふきが歌う「妄想の星」が流れる)
・・・っと言うわけでそろそろ初のオフ会を開催しようかと思ってまふ。
いまのところ開催予定地は関西のどこか(梅田か難波あたりが有力)、
開催日は当然ながら(?)12月24日にしたいっす。
ただし今年は24日が月曜日なので22日(土)か23日(日)にするかもしれません。
詳細は参加者の希望を集めてから決定します。
また別にツンドラーのリストじゃなくても参加OKですし、
カップルでの参加もOKっす。
まろまろHPの読者(まろまろさん)は趣味も世代もまったく違うので
たぶん集まったとしてもまともな会話が成立しないと思うんですが
そのかみ合わない空間がまろまろして楽しそうです(^^)
好きな本のことなどまろまろと話しましょう。
誰も集まらなかったら集まらなかったでこっそりと痛いイヴの夜を過ごします。
たった一人のOFF会・・・痛いものコレクターとしてそれもまた可也!
希望者がどれだけいるのか知りたいので参加しようかなぁっと思う人は
とりあえず僕の方までメールください。
エェーックスゥ!!
(田口トモロヲの棒読み口調で)
よしなべは、迷った。
「参加したいけど24日は・・・」、「彼女がいることだし・・・」、躊躇の声が相次いでいた。
思い返せば、HPは、立ち上げてまだ半年も経っていなかった。
「やはり一日ずらすべきでは?」、その思いが頭を悩まし続けた。
そんな、迷いの中で、Xmas特別番組の番宣が目に入った。
「X’masをMステや明石屋サンタを観てすごす、多くの不幸な日本人がいるじゃないか。
その人々の声無き声に応えるのが俺たちの仕事じゃないか!」
自らの原点を、思い出した。
そして、決断をした・・・。
・・・っというわけで詳細が決定しました。
○日時は12月24日イヴの夜(>_< )夕方6時~。
○集合場所は梅田の阪急乗り場手前の広場、別名"BIGMAN前"。
○プレゼント交換会をするので一次会参加者はプレゼント用の"本"を持ってきてください。
(集合場所の前は紀伊国屋なのでそこですぐGET可能です)
○当日飛びこみ参加OKですが連絡の点から
「もしかしたら参加するかも?」という人は
事前にその趣旨を僕の方まで一報ください。
また、お財布がさみしんぼ倶楽部なら本のプレゼント交換はナニゲに無しにしますので
そういう人がいれば遠慮無く僕の方まで教えてください。
(田口トモロヲ風の投げやり口調で)
運命の日が、来た。
12月24日、クリスマス・イヴ。
皆が、涙を堪えて、必死で笑顔を作ろうとしていた。
そして、本のプレゼント交換会が、始まった。
よしなべは、「自分の原点に環ることができる本」をテーマに選んでいた。
タイトルを明かす直前、ふと、参加者の一人に投げかけてみた。
「貴方にとって原点に環ることのできる本ってどんな本ですか?」
「自分にとっては『ぐりとぐら』」という答えが、返ってきた。
・・・そのとき、奇跡は起こった。
よしなべが選んでいたプレゼントは、その『ぐりとぐら』だった。
偶然という一言では言い尽くされない出来事だった。
この瞬間から、クリスマス・イヴの夜は、恋人たちだけものではなくなった。
思いは通じる、夢は叶う。
(西中島南方みゆきの歌う「テールスープ、ヘッドフィッシュ」が流れる)
・・・っという訳でオフ会をまろまろとやっちゃいました(^^)
いやぁ、ホントにびっくりっす!
こんなことってあるんですね、本って不思議です。
その人の外見や見た目の雰囲気からは決してわからない
感性の部分を垣間見ることができるので
本のプレゼント交換会はかなり良いイベントだと気づきました。
これからも機会があれば開催しようと思います。
参加希望者は随時募集っす。
(できるだけ希望者に合わせて開催します)
みなさんにとって「原点に環えることができる本」ってなんですか?
その本が今回のように誰かにとっても同じものかもしれませんね(^^)
2001 12/24
出来事メモ、まろじぇくとX