大矢浩史 『図解雑学 算数・数学』 ナツメ社 1996

さてさて、大矢浩史監修『図解雑学 算数・数学』(ナツメ社)を読んだです。
数学的センスが無く、かつ数字に対しても拒絶反応を示す自分を
そろそろ変えていこうとチャレンジした一冊目。
左ページに記述、右ページに図形で構成された見開きごとに
項目が簡潔していて読みやすかった。
題名はいかにも内容のなさそうな表題だが、
項目項目で数学の基本はちゃんと押さえてくれていた。
算数から数学に移行した中学の時にこの本を読んでいたらと
ちょっと悔やまれる(^^;

どれも「なるほどそうやったんか!」と思わせてくれる親切な内容だっが、
特に僕としてはゼノンのパラドックス、ギリシアの三大難問
(頭がぱふんってなりそうになったが)、
幾何学と代数学がいかにしてパスカルによって統合されたか(結果から見れば
何だこれだけかということだが)などが興味深く感じられた。

しかしメビウスやケイリーによって主張され、
後にヒースウッドとイリノイ大学のコンピューターで証明されたという
いわく付きの数学テーゼ、どんな複雑な境界線がかかえれている
地図も四色の色で塗り分けられるという「四色問題」と
トポロジーの発祥のきっかけとなったオイラーの一筆書きについて
「ホンマなんかい?」と納得できなかった。

総じて幾何学の方が面白く感じた、
やっぱりパズルのおもしろさだからだろう。

しかしこれは良い一冊っすよ~!!
僕みたいな数学がアレルギーになっているような人にはぜひお薦め!

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1998 7/8
自然科学、数学
まろまろヒット率4

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