そんなこんなの合間に『大帝ピョートル』アンリ・トロワイヤ著、
工藤庸子訳(中央公論新社)を読んだです(何か選書が暇人みたいやな(^^;)
古本屋で見つけたピョートル1世モノ(みんな世界史覚えているかい?)。
昔から僕はピョートル大帝に好感を持っていて、
特にのピョートルの人生を取り上げたロシア・アメリカ合作大河ドラマが
好きだったので思わず購入した一冊。
著者は『女帝エカテリーナ』で有名な人。
読んでみると、服装や食事風景、女関係などピョートルの
日常生活での悪い面、がさつな面ばかりを強調して
肝心の政治的先見性、軍事的指導力に対する記述がすごく少なかった。
特に残念だったのが彼のライバルであるスウェーデン王カール12世
(カッコ良いんだこれがまた)との北方戦争での対決場面も
あまり詳しくは書かれていなかった。
ううんっ!ここは彼自身が身分を隠して留学したヨーロッパ使節団と同じく
彼の人生の中で一番の見せ場の一つなのにぃい!
全体的に著者の視点がゴシップ的で表層的なことを感じだ。
これは著者が女で『女帝エカテリーナ』でゴシップ的な記述で成功したから?
ちなみに現在の世界史ではエカテリーナじゃなくてロシア現地語風に
エカチェリーナって表記されているっす。
・・・こっちの方が何か響きが良いよね?
確か高校の時にロシア史の中で「やったりーなエカチェリーナ」と
覚える事象があったんだけど今思い出せない(^^;
1998 5/26
歴史
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