中島一 『意思決定論入門』 日本経済新聞出版社 1990

高野が読書会にアップしていたので興味を感じ読んだ本。
意思決定なので数式が多いかなと思ったが入門ということで記述だけだっ
た。これを読んで意思決定がわかったと思ってはいけないがINTRODUCTION
という点ではまさに最適、文字どおり「入門書」と言ったところ。
印象深かったのはリスクマネイジメントに関して「リスクを考慮する時は
リスク自体を具体化して捉える」とうことだ。
漠然とリスクを捉えてしまってはリスクを過少評価、反対に
過大評価してしまう可能性が高いとのこと。
たしかに不安は人間をもっとも感情的にしてしまう要素であるので、
この「リスクの具体化」というのは強調すべき点だと思う。
また、本の最後のところで「できない理由」をあげて文句をや
言い訳をしたがるのはサラリーマン根性、「なぜできないのか、
ではどうすれば可能かのか?」と可能にする理由まで考えられて
はじめて物事は進むという箇所は僕が今やっている
吉本興業事業化企画を考える上で大いに参考になると思う。

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1997 10/25
意思決定論
まろまろヒット率3

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