最近「ナベッカム」と名乗ると5人に1人くらいからはぷちギレされることに
W杯の盛り上がりを肌身で感じるナベッカム@前は知らないって人も多かったし
リアクションもあまりなかったのにW杯が一般に浸透しているしている証拠ですね。
さて、『今昔続百鬼-雲』京極夏彦著(講談社ノベルス)2001年初版。
「多々良先生行状記」という副題のついた妖怪探索コメディ(?)中篇集。
現在出版されている京極堂シリーズはすべて読んでしまったので、
シリーズ外伝的な側面もあるこの本を思わず買ってしまった。
(「黒衣の男も友情出演」という裏表紙にやられてしまった)
内容は妖怪好きの凸凹コンビが不可抗力的に事件を解決してゆくのが微笑ましいが、
最初はコメディだとはわからなかったので軽い記述の連発に少し戸惑ってしまった。
笑うツボにもハマらなかったこともあって早く京極堂シリーズの主役
黒衣の男が登場しないかと期待して読む破目に・・・
どうやら『魍魎の匣』などに代表されるDark&Deepな世界観にだいぶんやられているようだ(^^;
ちなみに以前、京極堂シリーズ好きな知り合いから「らぶナベって多々良先生みたい」
と言われたことがあった・・・僕ってこんなのだろうか?(T_T)
ナベッカムという別名の是非と共に反省する今日この頃。
2002 6/12
小説、文学
まろまろヒット率3