渡邊義弘@昔買っていた猫にホームズという名前を付けるくらいシャーロック・ホームズ好きです。
さて、コナン・ドイル、駒月雅子訳 『緋色の研究』 角川書店 2012。
アフガニスタン帰りの元軍医、ワトスンは探偵業を営むシャーロック・ホームズと同居を始める。
二人は難事件に挑んでいく…
シャーロック・ホームズ・シリーズの第1作。
原題は、”A Study in Scarlet” (1887)
事件の解決を扱った「第1部 元陸軍医師ジョン・H・ワトスン白紙の回想録より」と、
事件の背景となる「第2部 聖徒たちの国」の2部構成になっている。
読んでみると、作者(コナン・ドイル)は歴史小説家を目指していただけあって、歴史的な要素の強い第2部を楽しそうに書いているのが伝わってきた。
ただ、物語としては、多くの読者と同じように、第1部のシャーロック・ホームズの推理や活躍の方が面白いと感じた。
特定の宗教に対する誤解などから映像化はされにくい作品だけど、シャーロック・ホームズ・シリーズの最初として、
シャーロック・ホームズの魅力があふれる作品。
2022 4/15
小説
まろまろヒット率4