渡邊義弘@予測をする時に、”Sherlock Holmes Hands”をするものの、「細かすぎて伝わらないモノマネ」のようで、分かってもらえることが少ないです…
さて、コナン・ドイル、石田文子訳 『シャーロック・ホームズの冒険』 角川書店 2010。
19世紀末のロンドン、探偵のシャーロック・ホームズは、助手のワトソンと共に数々の不可解な事件を解決していく…
シャーロック・ホームズ・シリーズの代表的な12編の短編集。
原題は、“The Adventures of Sherlock Holmes” (1892) 。
中学生の時に旧訳版を読んで以来(当時は読書日記はつけていなかったため記録無し)、約30年ぶりに読んだ新訳版。
シャーロック・ホームズ・シリーズを読んだことのない友達に、誕生日プレゼントとしてお渡ししたものを、友人が読み終わってからお借りして読んだ一冊。
あらためて読み返してみると、『青いガーネット』 (原題:”The Adventure of the Blue Carbuncle”) のガチョウ屋の主人に対して、ホームズが賭けをしている風を装って情報を聞き出す場面が一番の面白さを感じた。
訳者もこの場面について、「人間心理の妙をついた、この短編集でも随一の名場面」、とあとがきで解説している。
「推理小説としては素朴で、さまざまな矛盾点も指摘」される作品集ではあるけれど、「一世紀以上を経たいまも多くの人々がホームズの物語を愛してやまないのは(略)ホームズのキャラクターの魅力に負うところが大きい」と訳者が解説しているように、細かいことは置いておいて、シャーロック・ホームズの魅力が伝わる古典的作品。
2022 3/16
小説
まろまろヒット率4