山下祐介 『地域学入門』 筑摩書房 2021

渡邉義弘@成人してから年月は立ちますが、大阪で生まれ育ったという地域性を感じることがあります。

さて、山下祐介 『地域学入門』 筑摩書房 2021。

近代化で見えなくなった地域の実像を、生態、社会、文化、歴史の側面から捉えないそうとする一冊。
著者は社会学者なので、社会学的な視点を土台にして、生命、社会、歴史と文化、変容の切り口(章立て)で地域というものの本質に迫ろうとしている。

チェックした箇所は下記(一部要約)…

○それ(神仏)は過去に生きた人々とのつながりでもあり、未来にもつながる確かな契機である。
こうした空間的・時間的つながりを確立する具体的な場ーそれが地域である。
<3 歴史と文化の章>

○地域という現象がそこにあるのではない。
私がいて、その地域を見つめることで、地域は立ち現れ、現象となる。
いやそもそも私自身が地域を作り、国家を作り出している原動力である。
<4 変容の章>

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2021 11/19
地域学、社会学
まろまろヒット率3

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