中野雅至 『投稿論文でキャリアを売り込め』 日経BP社 2004

渡邊義弘@宇気郷公民館講座「ソーシャルメディアと情報発信」が新聞記事に取り上げられました。
(2012年7月11日 『中日新聞』朝刊・第14面 「災害時の連絡にフェイスブックを 松阪宇気郷 過疎の山間地で活用講座 集落孤立の恐れも 万一に備え住民ら学ぶ」 宇気郷公民館「ソーシャルメディアと情報発信」)

さて、『投稿論文でキャリアを売り込め』中野雅至著(日経BP社)2004。

地方公務員→国家公務員→大学教員というキャリアを持つ著者が、投稿論文によるキャリア形成の有効性と、実際の書き方、投稿の仕方を解説する一冊。
内容は、「個人勝負の時代・知識重視の時代・雇用流動化の時代」という三つのトレンドがはっきりとしているにも関わらず、
「個人の能力を客観的に判定する仕組み」がまだ確立されていないことが現代のキャリア形成の問題だと指摘している。
その上で、投稿論文は学歴や資格よりも有効だと述べている。
確かに、学歴や資格は「身に付ける」ものだけど、投稿論文や成果物は「産み出す」ものとして共感できる。
中でも・・・

○テーマを絞り込む理由
1:より専門的な情報が提供されるようになるから
2:漏れている情報・知識が少なくなる
3:希少価値がある
4:論理の飛躍がなくなる
5:当該分野での専門知識の豊富さを証明する
<第4章 投稿論文の書き方(1) 何をテーマにして書くか>

○本論=仕事で相手を説得するのと同じ要領
1:誰の名前を使えば相手が話を聞いてくれるか(文献)
2:どういう数字を使えば説得力が増すか(統計)
3:相手の理解を求めるためにどういうたとえ話が有効か(ケーススタディ)
・・・この三つをどういう順番で話すがのもっとも有効かを考えるのと同じ
<第5章 投稿論文の書き方(1) どういう風に書くのか(論の立て方)>

・・・という部分は、著者のキャリアならではの言葉として説得力を感じた。

以下は、その他にチェックした箇所(一部要約含む)・・・

○思いつくままにアイデアを書くことの効果
1:自分の頭の中を整理できる
2:書いているうちに何か思いつくこともある
3:書いたものを眺めているうちに断片的なアイデアが結びつく
4:形に残るという安心感を得ることができる
<第4章 投稿論文の書き方(1) 何をテーマにして書くか>

○読者にわかりやすい序論
What(どういう仮説・テーマを)
Why(どういう理由で)
How(どういう風に説明するのか)
・・・を明確に示す
<第5章 投稿論文の書き方(1) どういう風に書くのか(論の立て方)>

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