大阪の大正にある老舗の居酒屋、クラスノをおとずれる。
居酒屋らしくないクラスノという店名は、こちらの大将が旧ソ連時代にシベリア抑留の一環でクラスノヤルスク(Красноярск)に抑留されていたことから付けられている。
当時の苦労を思い起こして生きていることの感謝を忘れないように、お店の名前にしているとのこと。
まさにリアル『不毛地帯』。
写真は、くわ焼きを名物にしているこちらのお店の開店当時から変わらない定番という、こんにゃくの田楽。
本来は淡白なコンニャクも、鉄板でくわ焼きにして、さらに田楽味噌で味付けしているのでしっかりとした味わいになっている。
素朴な具材のしっかりとした味つけ、そして90歳を越えてなお現役でお店に立つ大将が生きる現代史とも言えるお店。
まろまろと今日ももぐもぐ。
大阪・大正の「クラスノ」にて。