代官山は好きな街の一つ。コンパクトなのに起伏が大きいところや、個性的なお店が多いところなどが感性の共鳴を感じる。いつもはカフェる(どこかは秘密)けれど、今回は代官山フォーラムにあるIL PLEUT SUR LA SEINEをおとずれる。
このIL PLEUT SUR LA SEINEは、日本を代表するパティシエ・弓田亨さんによるフランス菓子の名店として知られている。人気パティスリーだけにケーキのお持ち帰りや通販が有名だけど、実はお持ち帰り禁止の店内メニューもある。
その代表が写真のミルフィーユ(Mille feuille、店内表記はミルフイユ)。なぜイートイン専用かというと、注文があってからパートゥ・フイユテにクレームパティシエールを絞るためで、時間がたてば水分がパイにしみこんで本来のミルフィーユの味でなくなるからというもの。しかも、ナイフしかサーブされないのは、カットしたものを手づかみで食べてもらうからというこだわりぶり。
推奨通り手づかみで食べてみると、確かに美味しい!
見た目はこってりしていそうだけど、砂糖に偏りすぎる味つけに警鐘をならすパティシエだけあってカスタードクリームが甘ったるくは無い。さっくりとしたパイとクリームとがそれぞれ良いバランスで統一されている。今まで食べて来たミルフィーユの中で一番美味しいと感じた。
お値段は630円。作り置きのミルフィーユに1000円近い値段設定をしているお店も多い中でお値段も納得。
まろまろと今日ももぐもぐ。
代官山の「IL PLEUT SUR LA SEINE(イル・プルー・シュル・ラ・セーヌ)」にて。