真鍋呉夫訳 『三略』 中央公論新社 2004

サイトはもちろん、色々なものを隠して今までやったことがないバイトをしてみようと思う、
まろまろ@気分は特命係長です(^_^)v

さて、『三略』真鍋呉夫訳(中央公論新社)2004。

著者も成立年も不明の兵法書。
伝説上は太公望が書いて黄石公が編集したことになっているけれど、これは事実ではない。

内容は上略、中略、下略の文字通り三略から構成されている。
戦略としてだけでなく君主や将軍としての心得にかなりの分量がさかれているので、
どちらかというとリーダーシップ論として読み継がれて来たらしい。

老荘思想影響が見え隠れしていて、たとえば・・・
「もし人がその柔弱という要素の特性を大切にすることに努めれば、必ずやその生命を大過なく保全することができるだろう」、
「時に応じて柔と剛とを使いわけることができれば、その国はますます繁栄し、時に応じて弱と強を使いわけることができれば、その国の評価はますます高まるであろう」
・・・など、強弱・剛柔点の両面に注目する柔軟さを強調した箇所が目についた。

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2007 9/11
戦略論、リーダーシップ論
まろまろヒット率3

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