尾崎秀樹訳 『呉子』 中央公論新社 2005

祖母が認知症になり、仕事の合間に看病していた母が膝を痛めてしまって介護の意味を感じている、
まろまろ@ただいま実家の大阪です。

さて、『呉子』尾崎秀樹訳(中央公論新社)2005。

中国史の戦国時代初期に活躍した呉起の兵法をまとめたとされる戦略論の古典。
正確には今のところ作者不詳で成立年もよく分かっていない。

「孫呉の兵法」というように『孫子』と同じく読み継がれてきた兵法書として有名だけど、
これまで通読したことはなかったので手に取ってみた一冊。
訳文と漢文の書き下し文の両方が掲載されているので対比しながら読むことができる。

内容の方は図国、料敵、治兵、論将、応変、励士の六篇から成っていて、
一問一答のような形で魏の武侯の質問に呉氏が応えるスタイルになっている。

訳者も「演習問題として読むのが正しい」と述べているように、
個別具体的な場面での話が多いので『孫子』のような本質的な話は少なかった。

そんな中でも「真の師を見出して臣下にすることができた者は王となり、
友となる資格のある者を臣下にできれば覇者になれる」という部分に興味を持った。
(呉氏が楚の荘王の言葉として紹介している)

また、実に生々しい呉子の生き方も諸子百家っぽくて興味を持ったりもした。

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2007 9/9
戦略論
まろまろヒット率3

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