白石一郎 『海のサムライたち』 文藝春秋  2004

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さてさて、『海のサムライ』白石一郎著(文藝春秋)2004。

海洋歴史小説で有名な著者による、海に生きた武士たちの列伝。
もともと海を舞台にした人々は、残っている資料が少ない。
この本で取り上げられている九鬼嘉隆や小西行長などの大名クラスでも、よく分からない点が多い。
そんな中で、できるだけ資料を元にして海に生きた武士たちにスポットを当てている一冊。

読んでみると、日本の海上交通の中心となる瀬戸内海で活躍した武士たちだけでなく、
タイの王族になった山田長政や明の再興に賭けた鄭成功なども取り上げられている。
特に徳川家康の外交顧問として旗本になった三浦按針(ウィリアム・アダムス)の数奇な人生に興味を持った。

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2007 8/4
歴史、海洋・海賊もの
まろまろヒット率3