『機動警察パトレイバー劇場版』(映画)

1999年、東京湾開発計画バビロン・プロジェクトの現場で、あるプログラマーが飛び降りた。
それは作業用ロボットの多発暴走事件のはじまりだった・・・

コンピュータウィルスによる汎用型ロボットの暴走をえがいた、押井守監督による1989年公開の劇場作品。
いわゆるP1と呼ばれるもの。
作品としては断然『劇場版パトレイバー2』(P2)の方が有名な上に、すでに昔観ていたはずだけど、なぜか記憶に無かったのでコンテンツ創造科学の絡みで再観。

消えてゆく東京の下町の風景をえがきながら、都市の物悲しさをえがく押井監督の得意技はさすが。
中でも後藤隊長が「やつはそんなロマンチックな男じゃないよ。(略)おそらくあいつは俺たち、いやこの街に住むすべての人間を嘲笑しながら飛び降りたに違いないよ」と言ってニヤリとするシーンが印象深い。
P2で最高潮になる、押井さんの後藤隊長への愛を感じてしまった。

ただ、エンディングの終わり方はいまいちだった。

このコンテンツをamazonで見ちゃう

2007 1/9
もろもろ鑑賞、映画
まろまろヒット率4

“『機動警察パトレイバー劇場版』(映画)” への0件の返信

  1. ピンバック: 押井守監督的なもの

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です