中江克己 『毛利元就の人間学―家康が学んだ遅咲きの人生』 ぴいぷる社 1997

最近朝オフを開催している、まろまろ@朝だとダレないし前向きな人が多いし一石二鳥です(^_^)v

さて、『毛利元就の人間学―家康が学んだ遅咲きの人生』中江克己著(ぴいぷる社)1997。

戦国時代を代表する戦国大名の一人、毛利元就の人生とそのエピソードを取り上げた一冊。
毛利元就といえば手練手管の権謀術数で他家乗っ取りや謀略などを繰り返した人物だけど、
陰湿なイメージよりも、「三本の矢」伝説にあるように結束を重視したり人間的な深みのあるエピソードが多い人物でもある。
また、戦国時代屈指の知略を駆使した人物なのに、特定の軍師・参謀役がいなかったという不思議なところがある。

そんな彼の人生を見てみると、次男ということもあって20代後半で小領主としての家督を継ぎ、
大内家と尼子家の二代勢力に挟まれながら一国の主となったのはようやく50代半ばと、確かに遅咲きだ。
彼の特徴である平衡感覚や自己管理能力の高さはこの遅咲きな点にあったのかもしれないと感じた。

中でも最近は「人間の差をわけるのは自己管理能力の上下じゃないか?」と朝オフを通じて感じていたので、
「一日の計は寅の刻にあり」ということを続けていた彼の自己管理能力の高さに注目した。
ただ、徳川家康と同じ年まで生きた長寿だけど、副題にあるように本当に徳川家康が毛利元就を参考にしたかどうかはちょっと疑わしい。

ちなみに僕は昔から(中学生くらいの頃から?)毛利元就に漠然と親近感を感じていた。
だいぶ後になってある日本史占いで幼年期:桂小五郎、青年期:毛利元就、老年期:伊藤博文と出たこともある。
・・・僕も遅咲きの運勢なのか(>_<)

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2006 8/17
歴史
まろまろヒット率3

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