『中国武将列伝』 田中芳樹著 中央公論社 上下巻 1996





Posted in 歴史, 読書日記 ,  on 4月 16, 2006


らぶナベ@せっかくクリーニングに出したのにあまりに寒いのでコートを取り出しました(涙)

さて、『中国武将列伝』田中芳樹著(中央公論社)上下巻1996。

「史記と三国志だけが中国の歴史じゃない」という著者の思いから、
春秋時代から清代後半までの中国史を代表する99人の武将たちを取り上げている一冊。

特に中国では英雄視されていたり物語にもなるほど人気があるのに、
日本ではあまり馴染みのない歴史上の武将たちが取り上げられている。

中でも面白いなと思ったのは京劇の題材で言えば宋代を舞台にしたものが一番多いことを強調している点だ。
確かに英雄物語として有名な岳飛や、武将ではないけど名判事物語として有名な包拯(ほうじょう)など、
中国では人気があるのに日本ではあまり知られてない人物や物語が多い。
もちろん庶民文化の勃興や異民族との対立激化などの歴史的背景が違うからという理由はあるけれど、
そのギャップの大きさに興味を持った。

また、唐代にチベットとネパールの兵を率いてインド(マガダ国)の内乱を平定したという王玄策にも興味を持った。
(散逸した『中天竺行記』を読みたいと思った)

ちなみにこの本は口述筆記のようで話言葉で書かれてある。
それはそれでいいんだけど「○○だったかな?」とか「いま思い出せないけど」などと述べている箇所がいくつかあった。
簡単な事実関係くらいは本にする時に調べて補完して欲しかった。。。

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2006 4/16
歴史
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