佐藤俊明 『心にのこる禅の名話』 大法輪閣 2004

お風呂好きなので温泉銭湯をめぐっている、らぶナベ@調べてみると東京には温泉銭湯が多くてびっくりです。

さて、『心にのこる禅の名話』佐藤俊明著(大法輪閣)2004。

禅の有名な公案や法話を紹介している一冊。
著者は曹洞宗の僧侶なので、曹洞宗のエピソードが多い。

中でも面白かったのが「貞鈞と夫婦喧嘩」という話しだ。
ある駄菓子屋の夫婦が「殺す」、「じゃあ殺せ」などの大喧嘩で一触即発になっていた。
通りかかった貞鈞和尚はその夫婦の店の駄菓子を店先にぶちまけて「お菓子のつかみ取りだ!」と子供達に呼びかけた。
慌てる夫婦に対して「女房は殺されるし人殺しの亭主は処刑される、
この世の別れに菓子をふるまって功徳を積むからありがたいと思え」と言い放って夫婦喧嘩を止めさせたという。
建前の衝突を本音の部分を突くことによって解消したエピソードとして印象に残った。

ただ、「禅問答」というくらいだから、全体的に理屈っぽく感じるものもあった。
禅の話は言葉や理論の空虚さを指摘するものが多いけど、それを言葉で伝えるというのは不可思議な感じもした。
思うに、言葉や文字にすれば何だって理屈になるのかもしれない。

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2006 4/7
宗教、仏教、禅(曹洞宗)
まろまろヒット率2

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