レベッカ・ブラッド、yomoyomo訳 『ウェブログ・ハンドブック―ブログの作成と運営に関する実践的なアドバイス』 毎日コミュニケーションズ 2003

原作を読んだ人間にとって『電車男』のエルメスは中谷美紀のイメージだけど、
最近は伊東美咲もエルメスに見えるようになってきた、らぶナベです。

さて、『ウェブログ・ハンドブック―ブログの作成と運営に関する実践的なアドバイス』
レベッカ・ブラッド著、yomoyomo訳(毎日コミュニケーションズ)2003。

図書館情報学をやっている友人のmannyにつきあって万博帰りに愛知県立図書館に行ったときに、
ふと見つけてペラペラ読んでみたらけっこうおもしろかったので、
東京に帰ってきてから文京区立図書館で借りて読んだ一冊。

初版は2003年(原本2002年)なのでブログ関連の本としては古い方になるけど、
技術面ではなく「どう情報発信すべきか」という点についての内容になっているので、
読んでいて古めかしく感じることはほとんどなかった。

HOWTO本っぽいタイトルだけど、ウェブログがどういう風に生まれてきて普及したのか、
その歴史についても書かれてあるし、最近は日本でも話題になることが多い、
ウェブログと既存ジャーナリズムとの対比もあるので
アメリカの大学でブログ関連のテキストになっているのも理解できる。

「訳者あとがき」にあるように、アメリカのウェブログと日本のウェブ日記(テキストサイト)との
ネット文化の違いはあるけれど、情報発信する人間にとって自分を振り返るには良い本だろう。

以下はチェックした箇所(重要と思う順)・・・

☆秀でたウェブログに必要な要素は、つまり、観点、リンクを選択する識別眼、そして書き手の人生経験
→ウェブログの質は、最終的にはその主張の信頼性による
<第4章 自己を主張する>

☆リンクこそがウェブの根本的な属性であり、
ウェブロギングが旧来からの情報発信形態と違う唯一無二の最も重要なこと
<ウェブログって何?>

☆人を惹きつけるウェブログを作りたいのなら、
あなたは1人のオーディエンスに向けて書かなくてはならない
→そのオーディエンスとは、あなた自身
<第4章 自己を主張する>

○優れたウェブログを読むことは、誰かの頭の中を覗き、突ついてみるに多少似ている
→最良のウェブログはタイプこそ違えど、どれも変わっており、頑固で、予想が付かず、そして不完全
<第4章 自己を主張する>

○ウェブログの強みの1つ=補完を行う、もしくは対立する資料や情報を併置することで、
情報を脈絡(コンテクスト)化する能力
<ウェブログって何?>

○ウェブログはジャーナリストや他のメディア機構によって大量生産される情報を評価し、
補強し、そして、最後には選別することで、従来のジャーナリズムを補完する
→マスメディアは広範なオーディエンスにアピールしようとする、
ウェブログは個人の支持者に対象を絞った思いがけない発見を生み出すのに長ける
<第1章 ウェブログって何?>

○ウェブログを続ける動機は三つしかない→情報共有、名声確立、個人表現
<第2章 なぜウェブログなのか>

○オーディエンスの役割・・・
1:オーディエンスの存在を意識することで関係性や名声を損なうのを防ぐ、
2:オーディエンスの存在を意識することで自分が行うことを上手にやろうとする
<第4章 自己を主張する>

○オンライン上の議論のルール・・・
1:腹が立っているときは投稿しない
2:決して人格でなく、常に事実を論じる
3:主張を述べた後は引っ込む(他の人が気が済むまで発言するのを読む)
4:個人攻撃は無視
5;会話を乗っ取らない
6;他の人の意見を不正確に述べない
<第5章 オーディエンスを見出す>

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2005 9/6
情報・メディア
まろまろヒット率4

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