ある自己紹介で自分の特徴を「特に野心は無いが胡散臭い」と書いたら大受けした、
らぶナベ@我ながらそんなに的確な自己分析だったとは・・・(T_T)
さて、『海賊日誌』リチャード・プラット文、クリス・リデル絵、長友恵子訳(岩波書店)2003。
海賊行為に巻き込まれて海賊の一員として生活をおくることになった、
10歳の少年ジェイク・カーペンターの航海日誌を物語にしている大型絵本。
原題は”PIRATE DIARY : The Journal of Jake Carpenter”で、ケイト・グリーナウェイ賞受賞作品。
物語の舞台となるのはアメリカ独立戦争前の大西洋。
1716年9月23日~1717年5月22日までの航海日誌になっているが、
時代考証がしっかりとされていてその当時の洋上生活をかなり正確に再現している。
(参考文献も豊富)
大型絵本なので船内図をながめるだけでも迫力があっておもしろい。
巻末には物語の時代背景の説明や、海賊の歴史についてのかなりしっかりした記述がある上に、
時代考証に忠実なので残酷なシーンもあるので絵本とはいえあまり子供向けでは無さそう。
2005 8/9
絵本、海賊もの
まろまろヒット率3