オリジナル(原作&アニメ)を知っているだけに実写版『セーラームーン』は
いくら仕事でも恥ずかしくて最後まで見れない、らぶナベです。
さて、『佐倉統がよむ進化論のエッセンス』佐倉統編(トランスアート)2003年初版。
進化にまつわる本を紹介しているアンソロジー本で、
情報学環の講義「進化生態情報学」の指定参考図書。
生まれて初めて手に取ったオンデマンド出版物でもある。
内容は生物学の基礎がない人でも進化論に取っ付けるように、
いろいろな本からさわり部分を引用して紹介している。
すごく面白い企画だけど、編者のコメントが少なすぎて物足りなさをかなり感じた。
どうせアンソロジーなんだから、もっとざっくりばっさり切り分けしてほしかった。
ただ、「日本の社会・文化は、まずは韓国や中国やヴェトナムなどと比較すべきであって、
欧米と比較して違いがあったからといって、即日本の独自性だと結論するのは、
論理的にもおかしい。日本ではなくて東アジアの独自性かもしれないのだから」
っと編者が述べているところには(第4部:日本の進化論、今昔)、
研究会で自分に言われているような錯覚を覚えた、反省します(^^;
以下はその他でチェックした箇所・・・
○進化=「変化を伴う由来」=”descent with modification”(Dawin, 1859:123-124)
<第3部 進化と歴史>
○いったん発表された文芸作品は、その後の改定・解釈・翻訳・模倣・ドラマ化
などによる「進化」を行う実体と解釈すべき
(literary accomplishment:Ghiselin, 1980:82-83)
<第3部 進化と歴史>
2003 10/19
進化論、自然科学、アンソロジー
まろまろヒット率2