「結婚するなら二番目に好きな人としろ」という人生訓があるらしい。
一番好きな相手には色々な意味でいっぱいいっぱいになって余裕がなくなり、
うまくいかなくなることが多いからだからだそうだ。
至極もっともなことだと思う。
このことは対人関係だけでなく、すべての物事についても言えるのだろう。
思い入れが強すぎると往々にしてうまくいかないことが多いし、
何よりも失敗したときのダメージが大きい。
「趣味を仕事にしてはいけない」という教訓もそのひとつだろう。
その一方で、たとえ二番目に好きな相手でもうまくいかないこともあるし、
駄目だったときはどうせ傷つくんだから、
時間とエネルギーを一番好きな相手や物事に注入すべきだという意見もある。
どちらが正しいかはその人の中での優先順位や対象ごとに
その時々で変わってくるものだろうけど、
その相手や物事を選ぶか選ばないかということ以前に、
いっぱいいっぱいになるくらい好きになってしまうほど、
駄目になったときダメージを恐れるほどの相手や物事と出会えるということは
実はかなり幸せなことなんじゃないだろうか。
その相手や物事に没頭することが良いことかどうかはその時々によって違う。
でも、もし選んだなら駄目だったときのダメージのことも受け入れる、
たとえ選ばなくてもそれほどまでに思えるものはどこかで大事にし続ける。
そういう気持ちをどこかで持ち続けることが大切なのかもしれない。
そしていま、それほどまでに没頭できる相手や物事がなくても、
いつ現れるのか期待して&ビクビクして待つ。
好きと危険だけで人生はお腹いっぱいになれる。
好きと危険は人生というごはんのメインディッシュのようだ(^^)
2003 9/14
まろまろコラム