毎年夏になると旅に誘ってくる知り合いから「三州足助に行く」
というメールをもらったので今年の夏は三州足助へ。
・・・ってどこ? そもそも何て読むの?
自力で調べてみたものの、三州足”取”だと間違えて、
「みすあしとり」とまったく別の読み方で調べてしまった。
当然、調べれば調べるほど混乱は助長する一方(>_< )
誘ってきた知り合いとの連絡もほとんどつかずに右往左往していたら、
直前になって三州足”助”で「さんしゅうあすけ」と呼ぶということがようやく判明。
そんな混乱の中で迎えた当日はAM8:30に名古屋駅集合ということだったので、
僕ともう一人の東京組は早起きをして新幹線に乗車。
名古屋駅で大阪組と合流して名鉄線に乗り換えようとすると・・・
「ああ~!」、大阪組が車内に乗ったまま電車の扉が閉まってしまった!
合流して数分、ろくに話もしないまま再び東京組・大阪組が分離してしまった。
まさに離合集散。
(電車の中から見る駅に取り残された僕の表情はアイフルの子犬のようだったらしい(^^;)
途中の駅で合流してようやく東岡崎駅へ。
そこからバスで1時間10分(!)かけて着いたのが愛知県足助町、別名:三州足助。
もともと交通の要衝で内陸部まで塩を運んだ塩の道が通ることで有名な土地らしい。
秋には香嵐渓の紅葉が名所で、お盆のこの時期は通りに面した各家の軒先に
「たんころりん」という行灯が出ているので知り合いはこの地を選んだようだ。
歩いてみると去年の郡上八幡もそうだったけどコンパクトな町だなぁっという気がした。
十分に歩いてまわれる広さで、30年くらい前から時間がとまっているような街角。
こういう町は何が良いっていうわけじゃないけれどなんとなく好きになれる。
宿の方も築150年以上たっている宿場に泊まることになったが、
繁盛期のはずなのに僕たち以外にはもう一組しか泊まっていなかった。
こういうさびれた感じも国内旅行の醍醐味ですな。
食後にたんころりんを見に町に出ると、道端が行灯でぼんやり照らされていて
昼間よりもぐっと風情のある町並みになっていた。
ただ、(おそらく風で)倒れて転がっているたんころりんを見つけたときは、
実に無残な姿でちょっと哀しくなってしまった。
何ということもないけど何となく心に残る町。
そんな三州足助、ここで一句・・・
2003 8/16~17
出来事メモ、西行法師プレイ
後日談。
三州足助の帰りに別の知り合いの家に泊まって数日ほど名古屋に滞留したときのこと。
名古屋駅前のツインタワーのスタバフェで友達がコンサルしている仕事
(新メニュー開発)の相談に乗っていると、ひょんなことからある人と知り合いになった。
名古屋は良く知らなくて飲み屋を探していると言うとその人が働いているお店を紹介された。
・・・これはやばいのでは?っと思いながらも予約していくと、めちゃうまかった。
(隠しコンテンツ「ごはん日記」で写真は公開)
こういうひょんな出会いが旅の良さですな。