アーネスト・ヘミングウェイ 『THE OLD MAN AND THE SEA』 講談社 1998(原本1952)

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ぞろ目はめでたい(^o^)

『THE OLD MAN AND THE SEA』アーネスト・ヘミングウェイ著
(講談社インターナショナル)1998年初版(原本1952年初版)。
最近読み始めた法学の本を読んでるとそれなりに面白いし
必要性を強く感じるけどしょせん法学はルールでしかない。
枠をどう当てはめるかばかりにこだわると本質を見失ってしまうし
何よりもせせこましい性格になってしまうような気がする。
(原理原則にこだわるものはみんな同じ、枠はあくまで枠)
「こいつみたいにはなってはいけないな」と思う人間がやたらと
法学部や本屋の法律コーナーにいてるのもこのためかなとも感じる。

そこで骨太な文学作品を何か読んでみたいなと思い立ち、
骨太な文学者→ヘミングウェイ→一番骨太そうな作品→『老人と海』
・・・という単純な連想で選んだ本。
また、せっかく英語圏の作家の作品を読むんだから
作品の雰囲気をそのまま味わいたいし英語の勉強の意味も含めて
原語表記の出版物を購入して読んでみた一冊。
家の近くの本屋(旭屋難波店)では原語表記の『老人と海』は
これしか置いてなかったので買ってみたがご丁寧にこのシリーズは
どうみても普段の生活で使わないような単語にはルビが振ってある。
最初はかえってうざったく感じていたが途中頻繁に出てくる
漁業や船舶に関する専門用語にルビが振ってあったおかげで
不必要な字引の手間がはぶけたし結果として物語自体に集中できた。

内容の方はメモるまでもなく実にシンプルで力強い。
カリブ海のバハマに住んでいる漁師の老人とカジキマグロとの
三日間におよぶ死闘を中心にして人生とどう向き合って
生きるべきかを投げかける現代アメリカ文学の最高峰。
この作品でヘミングウェイが一番書きたかったと思われるのが・・・
“But man is not made for defeat,” he said.
“A man can be destroyed but not defeated”
・・・と、疲れながらも老人が望みを捨てずに船上でつぶやくシーンだ。
「常に男であらねばならない、男であることは戦うことだ」
・・・そうこの作品は言っているような印象を受ける。
そういう意味で司馬遼太郎の『燃えよ剣』(文春文庫)を
読んだときと同じように心がふるえるような感じを受けた。
(この作品は「うつくしく生きなくてはいけない」がテーマと感じたが)
読み終わった後に思わず僕もカジキマグロを釣り上げに行こうと
釣り道具を買いかけたがさすがにカジキマグロ釣れるくらいの
一式セットは簡単に手に入らないものだ(^^;

この本をamazonで見ちゃう

1999 11/14
小説、文学、洋書
まろまろヒット率5

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