西野武彦 『入門 株式・証券のしくみ―株価と景気の関わりからデリバティブまで』 PHP研究所 1999

ふと、TBSで最も過酷な部署って実は「花まるマーケット」で
花まるカフェのゲストを選んでいるチームではないかと思った、
らぶナベ@よくあれだけ半端に微妙なポジションのタレントを
毎日コンスタントに呼んでこれるものだ、ある意味関心してしまう。

さて、本題・・・
『[入門] 株式・証券のしくみ 新版』西野武彦著(PHP研究所)1999年初版。
いざ株をやってみたり勉強したりするとニュースとかで聞いたことはあるけど
何のことなのか実はよくわからないものが多かったりする。
(中途半端にわからない世界の代表格か?)
今まで金融理論の概要に関しては『金融入門』岩田規久男著(岩波新書)を、
投資理念に関しては『敗者のゲーム』エリス著(日本経済新聞社)などを
読んできたが実際の株式投資に関するシステムや用語が説明されている
ガイドブック的なものも読んでみる必要があるように感じていた。
この分野は知っているか知らないかがそのまま利益と損益に
直結する世界なのでとりあえずは基本的な知識のムラを
なくさなくてはいけないなと前から感じていた。
そうこうしているうちにリクエストされた内容に関して
僕が知っている範囲で講義するということが後期から始まり(ナベ塾)
自然と今までの自分の知識の蓄積を鋭く振り返ることが多くなった。
振り返ってみると株式投資についての自分の知識には
やはりぽつぽつ穴があることを痛感したので
株式投資の講義を今度することになったのをきっかけとして
予習代わりに読んでみようと思って手に取った一冊。
(こういうガイドブック系読んでると服部とかにバカにされそうだが(^^;)

そういうわけでいざひととおり通し読みしてみると、実に良い本だった!
(ドンピシャで当たりの一冊(^^))
説明文が簡潔だし構成もよく練られていて読みやすい。
範囲も入門(株とは何か)から応用まで(デリバティヴ)まで
ちゃんと不足なく押さえられていて安心する。
さらに最後に掲載されている用語集も充実している。
基本的に手元において辞書代わりに使う本だけど
通して読んでみても十分に読み応えがある一冊。
これは僕の知識に欠けている部分があったからということが大きいが
読み解いてみるとパズルが埋まっていくような快感もあった。
PHPはこういうかゆい所に手が届くようなビジネス本をつくるのが
うまいなぁっとあらためて感じた。

基本的にガイドブックなので抜粋および要約するような読書はしなかったが
それでもあえて眼についてチェックした箇所や自分の持っている株や
投資スタンスに関して振り返るきっかけにした箇所は以下・・・・

○「PER」と「PBR」は共に高ければ割高、低ければ割安。
・雑誌『マネージャパン』1999年12月号ではPER20倍以下、
PBR1.5倍以下の株価が10倍になる可能性があるとしている。

○「ROE」は市場金利と比べてその株に投資するのか
金利商品に投資するのかを機関投資家が判断する材料。

○企業業績を見る時の最大のポイントは「1株当たり利益」。
10円以下→低利益、30~50円→高収益、100円以上→超高収益。
現在、エニックス株は214.73円

○機関投資家が投資する目的は「純投資」と「政策投資」。
・僕がエニックス株を買ったのは政策投資ということになる。

○ヘッジファンドを含めた外国人投資家は値上がり益のほかに
為替差益を狙っているため円高になると判断すれば
日本市場に買いを入れてくる。
・外国人投資家の動きも為替判断になる

○会計ビッグバンの移行期は2000年3月から2002年3月の間。

○先物取引で売買されるのは個別銘柄でなく
日経平均株価(日経225)や東証株価指数(TOPIX)そのもの。
・わかりやすいのでけっこう惹かれる金融商品だ

○あくまで一般論だが東証一日の出来高が平均3億株以下では不人気、
4億~5億株は普通、10億株では人気が高く、それ以上になると過熱気味。

○『雇用、利子および貨幣の一般理論』の中でケインズは
株式投資は美人投票で選ばれる人間を見つけるようなものと述べている。
自己判断から真に最も美しい容貌を選ぶことでもなければ平均的な意見が
最も美しいと真実に考える容貌を選択することでもないからだ。

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1999 10/25
経済学、株
まろまろヒット率3

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