加藤寛一郎 『管制官の決断』 講談社 1996

(株)エニックスから出版されている今月号(6月号)の雑誌、
『Gファンタジー』の編集後記に入社して二ヶ月もたっていない
友達Mの弁が載っているのを見て「なかなかやるな」とほくそえんでいる、
らぶナベ@さあ、みんなも本屋にゴーだ!(^^)
ちなみに僕的にはいまは何もない机が痛いものの残骸の山になってくれると
ネタ的には最高っす(妄想銀行貯金中)。

さて、『管制官の決断』加藤寛一郎著(講談社+α文庫)1996初版をば。
前に読んだ著者の『生還への飛行』で取り上げられたパイロットたちが
潰されるでもなく惑わされるでもなくあたかも楽しむように
危機的状況に対処する姿がかなりカッコ良かったので
もう一冊くらいは読んでみようと思って手に取った一冊。
普段あまり注目されることのない航空管制官にスポットを当てた珍しい本。
主に空港での管制塔内で行われる業務の紹介や適性などを紹介している。
(つまりホンマもんの意味での司令塔)

この著者の書いたものの特徴としてちょっと散漫だったり
趣旨がずれているように感じられる章とかもあったりするんだけど
管制官へのインタビューから成る第六章「二人の管制官」が一番面白かった。
管制官の落合進は管制官の適性について・・・
「瞬間、瞬間に最大限の判断が下せる人・・・口八丁、手八丁の人間。」
管制官でもっとも大切なことについて・・・
「何をやらなくちゃいかんという仕事の上の選択順位、
・・・それができない官制は駄目です。」
「仕事の選択です。・・・いい決め手をしないと、終始駄目になります。」
また、同じく管制官の前川博和は適性について・・・
「パイロットは自分の周波数にいるのは、五分か十分しかいない。
・・・その間に、最初の交信で、『あ、この人だったら大丈夫だ。』
という感じをパイロットに与えないといけない。
・・・声の質とか、話し方とか、何か心が伝えられるような人間。」
彼はまた、反対の多い官制の自動化については・・・
「決心すればできる。」

別の章で管制官、宇根和光夫は官制でもっとも大切なこととして・・
「全体の見通し、先を読むこと。」
官制の極意については・・・
「基本に忠実ということ・・・判断力は、訓練によって養われます。
また訓練によって、ゆとりが生じます。
余裕ある判断が、自信につながります。これが安全につながると思います。」

結論、やっぱ誇りを持って困難な仕事に挑んでいく男ってカッコいい(^_^)

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1999 5/19
ドキュメンタリー
まろまろヒット率4

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