徳永真一郎 『藤堂高虎』 PHP研究所 1990

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に「99事件簿」という新コーナーができたので
暇なときにでも見てくださいです(^^)

さて、『藤堂高虎』徳永真一郎著(PHP出版)を読んだです。
ご存じ、この読書会に入ったJack(藤堂高義)のご先祖さまの本。
近江の田舎土豪から人生のスタートを切り、7度も主君を変えて
裏切りを通じて最後は32万石の大名になった人物。

戦国時代にはこういう風に主君を転々とし、のし上がっていった人物は
数多くいるが(北条早雲、斉藤道三などがその代表例)、
この藤堂高虎はいまいち人気が無い。
「おべっか使い」や「タイコ持ち大名」などのけなしに近いあだ名まである。
それはこの藤堂高虎最後の上司、徳川家康が死ぬときの遺言で
「西から敵が攻め上がってくれば藤堂家を前に立てて戦え」
というものがあり、ちょうどその状況になった鳥羽・伏見の戦いの時に
幕府軍の中でもっとも重要な拠点(天王山)に配置されたこの藤堂藩が
簡単に新政府軍に寝返ったという歴史が
このやすっぽい裏切り者のイメージを定着させたということもある。
(この時に寝返って明治維新後男爵をもらったのは
Jackの曾曾おじいちゃん、絶対信用できない家系だ(^^))

この『どらえもん』のスネ夫的なイメージがあるこの人物の定評を
「それは間違っている!」とまっこうからうち破ろうとした意欲作。
定評に立ち向かうその姿勢は面白いのがひいきの引き倒し的な感じもする。
彼自身の人生自体は波瀾万丈で面白いのだが、変に価値判断を入れると
やすっぽくなってしまうのは歴史小説のお約束か?
ま、ネタになる本ではあるけどね(^_^)

この本をamazonで見ちゃう

1998 12/11
歴史
まろまろヒット率3

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