司馬遼太郎 『最後の将軍』 文藝春秋 1997

『三菱総研戦略革新ノート』を読んでいるうちに、
その内容のあまりの味気なさ薄さを紛らわすために
併読しはじめた徳川幕府最後の将軍、徳川慶喜の本。
そもそも8月の交流会の晩に濃い話をしていたとき慶喜への評価が
話題にのぼったときから気になっていた。
読んだ感想としての彼の像は何でもそつなくこなしかつ理解力と鋭敏さは
非常に優れているが度胸や思いやりが決定的に欠けた人物というものだ。
将軍というよりもそれを支える軍師のほうが彼の性にはあっていたようだ。
来年の大河ドラマで彼を演じるのはもっくん・・・イメージにぴったりだ(^^)
司馬遼太郎自身が書いたあとがきでふれたれた
政治家を小説の主人公にすることの難しさについて・・・
「なぜならば政治家は政治的事象のなかでしか存在せず、
当然なことながら政治的事象の変転のなかでしかとらえられない。
政治的事象を数貢にわたってるるとのべ、そのあげくに、
ようやく数行だけその人物をえがくことがやっと可能である・・・」
という言葉は言い得て妙だと思う(^_^)

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1997 9/5
小説、歴史
まろまろヒット率3

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