P.G.ハマトン、渡部昇一訳 『知的生活』 講談社 1991

前々から関学KSCの服部から強く奨められていた一冊。
ようやく紀ノ国屋で見つけたので読んでみた。文字のポイントが
小さいのに550ページ以上もあったために読破するのに
だいぶ時間を取られたが、服部の異常なモティヴェーションの高さの秘訣を
盗んでやろうと思って読んだのでなかなか楽しかった。
欧米では昔から有名な作品らしく、関連書も多いようだ。
19世紀に書かれたものなので、中には心情的にも理性的にも
受け入れがたい話もあったが、示唆に富んだ本であることは確か。
特に第四章「時間について」での、「成功のこつは、
もっともシンプルな曲を選び、情感の表現に、
本当に必要ではない難しいテクニックはすべて避けることだ。」という言葉。
第十章「知性の衛生学」でのゴールトンが旅について語った
エピソードを元にした「仕事の道程を楽しむべきであって、
仕事が終わることばかり心待ちにすべきではない」と忘れやすい教訓を
語るところは印象に残った。特にこの第十章は再読の価値あり。

この本をamazonで見ちゃう

1997 2/6
エッセイ、哲学
まろまろヒット率4

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です