村松岐夫・伊藤光利・辻中豊 『日本の政治』 有斐閣 1992

一回生の時から政治学基礎1の講義、園遊会などで、
特に佐藤満教授からことあるごとに奨められた一冊。
日本の政治に対して体系的、科学的にアプローチした名著と評判高い書物。
まず「世界からみた日本政治の謎」としてさまざまな海外からの日本研究、
日本論を紹介することから始まり、「エリートモデル」・
「階級(闘争)モデル」・「多元主義モデル」・
「強調主義(コーポラティズム)モデル」の四つを視点として
アウトライン、政策、選挙と政党、制度と過程を研究していっている。
最後にこれからの展望として再び海外の日本研究者の意見を載せているが、
結論的に日本政治はエリートモデルと多元主義モデルの二つの視点が
有効という論調を掲げている。
一回生の時にヴェーバーの『ぷろりん』とどちらを読もうかと迷ったほど、
難しいものかと思っていたが、実際読んでみると何のことは無かった。
これは僕が一回生の時から成長したからなのか、
すでにヴェーバーの難解な本を読んでいたから
そう感じるのかはわからないが少し嬉しかった(^_^)

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1996 12/17
政治学
まろまろヒット率4

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