玄米は美味しいと思う、らぶナベです。
さて、『天空の舟 小説・伊尹伝』宮城谷昌光著(文春文庫上下巻)1993年初版。
夏王朝から商(殷)王朝へと変わる時代に料理人から宰相まで登りつめて、
歴史上重要な役割を果たした伊尹の小説。
同じ著者が書いた『太公望』も伝説に彩られた時代だったけれど、
この小説の舞台は『太公望』よりもさらに六百年ほど前の話になる。
文字(甲骨文字)さえ発明されていなかった時代なので、本当に伝説の時代だ。
未知の時代ということもあって期待して読んだけど、いまいちだった。
もうちょっと想像力が膨らむように時代背景を再現してくれれば
没頭できたのになぁっと思ってとちょっと残念。
2003 1/23
小説、歴史
まろまろヒット率2