多気町にある長新のまつかさ餅をいただく。
三重には江戸時代から続く和菓子店がいくつもあるけれど、こちらのお店も元禄年間(1688年~1704年)創業の老舗の一つ。
店舗は伊勢本街道と熊野街道が分岐するポイントにあり、江戸時代にはお伊勢参りや熊野詣の旅人で賑わったとされている。
その長新の名物がこのまつかさ餅で、黒砂糖のあんをお餅でくるみ、さらに餅米を粒のままのせて蒸している特徴的な生菓子。
食べてみると、黒砂糖あんと柔らかなお餅が一体感のある食感で、ぷつぷつした粒の餅米も良いアクセントになっていて美味しい。
ちなみに、賞味期限は当日中、しかもすぐに固くなってしまうので「できるだけ早く」(女将さん談)に食べる必要があるので、周辺地域以外ではあまり知られていないレアな一品でもある。
まろまろと今日ももぐもぐ。
三重県多気町(相可)の「まつかさ餅 長新」にて購入。