渡邊義弘@時々妄想銀行になることもあるけれど、推理することが多いので「シャーロック・ホームズみたい」と言われることがあります。
さて、ジュリア・カールスン・ローゼンブラット&フレドリック・H. ソネンシュミット、粕谷宏紀&野呂有子訳 『シャーロック・ホームズとお食事を―ベイカー街クックブック』 東京堂出版 2006。
コナンドイルのシャーロック・ホームズ・シリーズに出てくる料理の再現を目指した料理本。
原題は、“Dining With Sherlock Holmes: A Baker Street Cookbook” (1990)。
原典を解釈しながら、物語の舞台となるヴィクトリア朝時代のイギリスの料理を200種類以上、紹介している。
当時は珍しかったというキュウリを使ったサンドイッチや、冷製肉(本書ではローストビーフと解釈)のサンドイッチなど、試してみようと思えるレシピがいくつか紹介されている。
ただ、シャーロック・ホームズの文学研究としては良いけれど、料理の写真も絵もないのでイメージしずらいのが難点。
2014 4/10
料理本、食文化
まろまろヒット率2