上野正彦 『死なないための智恵』 イーストプレス 2009

126歳まで生きようと思っている、まろまろです☆

さて、『死なないための智恵』上野正彦著(イーストプレス)2009。

30年にわたって監察医を続け、2万体以上の検死・解剖をおこなった著者によるサバイバル本。
実際に起こった事件・事故を事例にして、法医学(解剖学)からの見地から生き残る方法を述べている。

・・・というコンセプトはとても魅力的なのだけど、実際に読んでみると「昔は良かった」という愚痴が多く、
若者や外国人に対する偏見、逆に自分に近い老人には激甘などのサバイバルに直接関係の無い部分への記述も多かった。
さらに、対策も現実的ではないものも多く、読物としても実用書としても有意義には感じられなかった。

ただ、実際に発生した事件・事故を事例に扱っているので、法医学の見地からその悲惨さはよく伝わってくるものになっている。
事故・事件は風化させてはいけない、そしていつ巻き込まれてもおかしくないものだということを感じるには良い本。

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2009 9/5
危機管理、実用書
まろまろヒット率2

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